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トランプ大統領、FRB理事にシェルトン氏とウォラー氏を指名へ

  • ウォラー氏はセントルイス連銀調査局長-ハト派的アプローチを提唱
  • シェルトン氏は型破りの見解から上院で反対に直面の可能性も

トランプ米大統領はジュディ・シェルトン、クリストファー・ウォラー両氏を連邦準備制度理事会(FRB)の理事候補として指名する計画だ。ホワイトハウスが16日発表した。

  トランプ大統領は昨年7月、7人のFRB理事ポストのうち空席2つを埋めるため両氏を指名する意向を明らかにしていた。大統領の意向が正式に発表されたことを受け、今後は上院での指名承認プロセスに入ることになる。

  トランプ氏は、米金融当局が利下げに消極的過ぎるとしてパウエルFRB議長らを公に批判してきた。15日にはFRB議長にケビン・ウォーシュ元理事ではなくパウエル氏を指名したことを後悔している様子を見せた。

かつては金本位制支持

  シェルトン氏とウォラー氏のバックグラウンドはかなり異なるが、それぞれの政策コメントは両氏ともトランプ氏の金融緩和要請にオープンな姿勢に傾きそうなことを示唆している。

  トランプ氏の非公式アドバイザーを務めたシェルトン氏は、米金融当局が利下げすべきだと公に発言してきた。ユタ大学で企業経営の博士号を取得し、金融と国際経済を専門としている。主流の経済学から逸(そ)れた分野で数十年のキャリアを積んできており、最近、金本位制への回帰の支持者から、一層の刺激策が必要だとする主張する立場への変容を遂げたようだ。

  セントルイス連銀の調査局長を務めるウォラー氏は博士号を持つ経済学者で、専門は金融・マクロ経済理論と政治経済学。2009年にセントルイス連銀入りする前はノートルダム大学で教壇に立ってきた。同氏はここ数年、よりハト派的なアプローチを提唱し続けている。

  連銀の要職にあるウォラー氏が上院の承認を受ける可能性はこれまでの候補より高いとみられる。一方、シェルトン氏は欧州復興開発銀行(EBRD)の米国代表に就任する際には上院から承認を受けているものの、その型破りの見解から今回は反対に直面する可能性もある。

  シェルトン氏は昨年5月のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、議会が決めた米金融当局の責務である最大限の雇用、物価安定、穏やかな長期金利の追求が今の時代にふさわしいかどうか「非常に懐疑的」だと語っていた。

原題:Trump Plans to Nominate Shelton, Waller to Federal Reserve (1)(抜粋)

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