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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
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米財務省、今年上期に20年物国債発行-財政赤字拡大に対応

更新日時
  • プライマリーディーラーなどとの協議を経て20年債発行を決定
  • 2月5日の四半期国債入札計画で詳細を公表
A visitor takes a photograph outside the U.S. Treasury building in Washington, D.C., U.S., on Monday, July 16, 2018. The House this week plans to consider a minibus spending bill that combines legislation funding the Treasury, Internal Revenue Service (IRS), and the Securities and Exchange Commission (SEC) with another bill keeping the Interior Department and Environmental Protection Agency (EPA) running.
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米財務省は2020年上期に20年物国債の発行を開始する。同省は拡大する財政赤字への対応策を模索しており、その一環として米国債の種類を拡充する。

  財務省は16日、「20年債には投資家の旺盛な需要があると確信する。同債発行で財務省の資金調達能力は長期的に強化されるだろう」との声明を公表した。同省はプライマリーディーラー(政府証券公認ディーラー)など市場参加者との協議を踏まえて発行の決定を下した。

  利回りがマイナスの債券発行残高が世界全体で11兆ドル(約1200兆円)に上る現状にあって、機関投資家は期間が長めで多少の名目利回りを提供する無リスク証券を求めている。

  現在の期間最長は30年債で、財務省は20年債のほか、期間が50年や100年の超長期債などの選択肢も検討していた。ウォール街関係者の多くはこうした超長期国債の発行には反対意見を唱えていた。

「魅力的な」債券

  ライトソンICAPのチーフエコノミスト、ルー・クランドール氏は「20年債は魅力ある投資商品になる可能性が高いため、既存の市場構造への適合は一層容易だ」と述べ、「超長期国債などのワイルドカードを導入せずとも、歴史的に低水準にある長期金利をうまく利用できる手段となる」と指摘した。

  米国が新たに発行する20年債の利回りは、10年債(約1.81%)と30年債(約2.26%)の間になると想定される。日本の20年債利回りは約0.32%、同年限のドイツ債利回りはわずか0.07%。

  米財務省は2月5日に発表する四半期国債入札計画で詳細を明らかにする。

原題:U.S. to Issue 20-Year Bond in 2020 to Finance Rising Debt (1) (抜粋)

(市場関係者のコメントなどを追加して更新します)
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