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米中合意、WTOルール違反か精査-「管理貿易の所産」と欧州委員

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のホーガン委員(通商担当)は、米中貿易協議の第1段階の合意が、世界貿易機関(WTO)ルールに違反する恐れがあると述べ、法的措置に訴える可能性を留保する立場を明らかにした。

  ホーガン委員は16日にワシントンで記者会見し、中国が第1段階の合意の一環として、今後2年で米国産品・サービスの購入を2000億ドル(約22兆円)相当増やすと約束したことについて、WTOルールに適合するかどうか同委員のチームが精査することになると語った。

  同委員は「合意文書を詳細に分析し、WTOルールとの適合性に問題があれば、もちろん提訴する。WTOへの提訴をむやみに行いたいとは思わず、そのような印象を与えることを望まないが、われわれ自身の経済的利益を擁護するつもりだ」と発言した。

  ホーガン氏はその上で、米中の第1段階の合意はWTOが支持する自由貿易に基づくものではなく、「管理貿易の所産」との認識を示した。

President Trump Holds Signing Ceremony Of Trade Agreement Between U.S. And China Phase One

1月15日に貿易協議の「第1段階」の合意文書に署名後、中国の劉鶴副首相と握手するトランプ米大統領

写真家:ザック・ギブソン/ブルームバーグ

原題:Europe Threatens Legal Challenge to U.S.-China Trade Pact at WTO(抜粋)

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