コンテンツにスキップする

ドル・円小動き、米中合意に安心感も次の展開見極め-109円台後半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円台後半で小動き。前日の海外時間に米中貿易交渉第1段階合意が署名されたものの、内容は織り込み済みで、相場への影響は限定的となった。市場の注目は交渉の次の展開に移っている。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時5分現在、前日比ほぼ変わらずの109円93銭。この日の相場は109円86銭から109円99銭の狭いレンジで終始した
市場の焦点は米中交渉の次の展開へ

市場関係者の見方

CIBC証券金融商品部の春木康部長

  • 米中貿易交渉は第1段階の合意を見て市場に安心感は広がっているものの、内容は事前報道通りで新たなリスクオン要因というわけでもない
  • ドル・円は利益確定の売りが出るも、ポジションに過熱感がなく下値は限定的。一方、年初の米イラン問題の鎮静化や米中合意を受けた安心感の広がりは維持され相場の支えに

三井住友信託銀行ニューヨークマーケットビジネスユニットの持田拓也調査役

  • 米中合意の内容自体は織り込まれていたもの。合意の履行状況や第2段階の交渉開始の時期、第2段階でどこまで突っ込んだ内容に向けて進んでいけるかなど不透明感は残る
  • 米中貿易問題について、次に何が起こるかの見極め局面になり、きょうのドル・円は109円50銭から110円の間での動きがメインに

背景

  • 米中両国は15日、包括的な貿易協定の第1段階と双方が位置付ける合意に署名
    • 合意文書には、米国の技術と企業機密の窃取に対し中国側が取り締まりを強化するとの公約のほか、中国による今後2年間で2000億ドル相当の追加購入計画の概要などが盛り込まれた
    • 貿易上の優位性を得るための為替操作を中国が控えることや、合意を確実に履行させるための制度も明記。経済対話も再開
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE