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昨年の金の買い取り量が倍増、40年ぶり高値で換金相次ぐ-田中貴金属

国内最大の地金商である田中貴金属工業は16日、2019年の金地金の買い取り量が前の年と比べて約2倍の33.7トンだったと発表した。国内の金価格が40年ぶりの高値を付けるなど高騰したことで、個人投資家の換金売りが相次いだ。買い取り量は6年ぶりの高水準となった。

金の買い取り量が6年ぶり高水準

出所:田中貴金属工業

※単位はキログラム

  ドル建ての金価格は昨年6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で08年以来となる利下げの可能性が示唆されたことを受けて堅調に推移し、その後も米中貿易摩擦など世界的な先行き不透明感を背景に上昇。円建ての金価格は12月27日には1グラムあたり5343円(税抜き)と1980年以来、約40年ぶりの高値を付けた。

  田中貴金属では、価格が安い時に金を購入した顧客が、価格高騰を受けて利益を確定するための売りが増えたとみている。一方、金価格が高値で推移しているにもかかわらず一定の販売量を保っていることは過去とは異なる傾向だとして、金による資産形成の認知度が高まっているとも分析した。

40年ぶり高値を付けた国内金価格
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