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1月15日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが広範に下落-米中は貿易交渉の第1段階合意に署名

  15日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが幅広く下落。米中両国がこの日署名した貿易交渉の第1段階合意には、通貨切り下げを控える条項が含まれた。

  • ブルームバーグ・ドル指数は前日比0.1%低下
  • ドルは主要10通貨の大半に対して値下がり
    • 上げが目立ったのはスイス・フランとユーロ、一方でニュージーランド・ドルは低調
    • カナダ・ドルとオーストラリア・ドルは上げに転じ、オフショア人民元はほぼ変わらず
  • 中国の劉副首相は、第1段階の合意を「厳格に履行する」と述べたが、市場では懐疑的に見る向きもあった
    • バンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)の外為・マクロストラテジスト、ジョン・ベリス氏は、対立部分の解決という点で見ると、合意内容は「為替レートに関して非常にあやふやなようだ」だとし、「執行に関して詳細が欠けていれば、ボラティリティーの原因にもなり得る」と指摘
    • CIBCの北米外為戦略責任者ビパン・ライ氏は、中国が向こう2年間に農産物320億ドル相当を含む計2000億ドル相当の米国製品を追加購入するとの合意は「コミットメントというより目標といった感じだ」と述べた
  • スイス・フランは対ドルで5営業日続伸
  • ユーロは上げを縮小-米紙ワシントン・ポストは、トランプ米大統領が欧州に対し、イランの核合意履行停止を非難しなければ、欧州の自動車に関税を賦課すると警告していたと報じた
  • ニューヨーク時間午後4時45分現在、ドルは円に対して0.1%安の1ドル=109円90銭-14日には一時110円21銭と、5月以来の高値を付けていた
  • ユーロは0.2%高の1ユーロ=1.1148ドル-一時は1.1163ドルを付けた

原題:
Dollar Slips Broadly Amid U.S.-China Deal Signing: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が最高値更新、部分的な貿易合意に米中署名

  15日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数とダウ工業株30種平均は最高値を更新した。米中が署名した部分的な貿易合意について、詳細を見極める動きとなる中、買いが優勢になった。米国債も値上がり。

  • 米国株は上昇、S&P500とダウ平均が最高値更新
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.78%
  • NY原油先物は反落、在庫統計で売り-米中署名後に下げ縮小
  • NY金先物は反発、ドル下落や米低金利見通しで

  S&P500種は日中取引ベースの最高値を更新した後、この水準をやや下回って引けた。トランプ米大統領と中国の劉鶴副首相は貿易交渉の第1段階合意に署名した。合意文書には、中国の企業および政府系機関による米国の技術と企業機密の窃盗に対し中国側が取り締まりを強化すること、対米貿易黒字を縮小させるために中国が米国から購入する2000億ドル(約22兆円)相当のモノとサービスの概要などが盛り込まれた。一方、大豆相場は下落。中国が大豆購入は需要次第になると示唆した。

  S&P500種は前日比0.2%高の3289.29。ダウ平均は90.55ドル(0.3%)高の29030.22ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。ニューヨーク時間午後4時43分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.78%。

  グレンミード・トラストのプライベートウェルス部門で最高投資責任者(CIO)を務めるジェイソン・プライド氏は、「『第1段階』の合意は貿易摩擦が始まるきっかけとなった構造的問題の多くには対応していないようだが、継続する貿易摩擦がもたらす不確実性、つまり突然に新たな関税の脅威が生じることへの不透明感は減る」と述べた。

  S&P500種は6営業日連続で日中ベースの最高値を更新。ゴールドマン・サックス・グループとバンク・オブ・アメリカ(BofA)の決算は失望を招く内容だったが、ほとんど材料視されなかった。この日はナスダック総合とダウ平均も日中の最高値を更新した。クドロー米大統領国家経済会議(NEC)委員長が追加減税に関する作業を進めていると発言したことも、株式相場の押し上げ要因となった。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計で燃料在庫の増加が示され、いったん大きく下げたが、米中が貿易合意の第1段階に署名すると、下げ幅を縮める展開となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は42セント(0.7%)安の1バレル=57.81ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は49セント下げて64ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。ドルの下落が金買いにつながった。12月の米生産者物価指数(PPI)統計でインフレ圧力が抑制されている状況が示唆されたことで、低金利が続くとの見方も強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は、0.6%高の1オンス=1554ドルで終了。

原題:Stocks Hit Records Amid China Trade Pact Optimism: Markets Wrap(抜粋)

Oil Eases Losses After U.S., China Sign Phase One of Trade Deal

PRECIOUS: Gold Advances on Wavering Dollar, U.S. Rates Outlook

◎欧州債:英国債が上昇、利下げ見通し強まる-ドイツ債上昇

  15日の欧州債は英国債を中心に上昇した。英国のインフレ率が低かったほか、英中銀金融政策委員会メンバーのソーンダース氏が英国は下振れリスクへの対応でより積極的になる必要があると述べたことが手掛かりとなった。

  • 短期金融市場のトレーダーは英国は5月までに利下げする確率を完全に織り込んでいる。前日は11月までの利下げを完全に織り込んでいた。今月利下げされる確率は60%程度となっている
  • イタリアは30年債を発行。470億ユーロを超える注文が集まった
  • ドイツ債のイールドカーブはフラット化。30年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて0.31%。欧州株は総じて下落した
  • 英10年債利回りは7bp下げて0.65%。一時は昨年11月以来の低水準をつけた
  • ドイツ10年債利回りは3bp下げてマイナス0.20%、イタリア10年債利回りは1bp低下の1.38%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Gilts Lead Push Higher Amid Rate-Cut Hype: End of Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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