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米下院、大統領弾劾条項の上院送付を15日採決-21日にも裁判開始へ

  • トランプ大統領の裁判戦略定まらず、弁護団の構成も検討中
  • 大統領は上院による弾劾条項の即時却下を望む考えも示唆

米下院は15日、トランプ大統領弾劾条項の上院送付について採決する。正式に送付されれば、来週初めにも上院で弾劾裁判が始まる見通しだが、トランプ大統領はまだ裁判での自身の戦略を決定しておらず、弁護団も確定していない。

  トランプ大統領は審理の期間や証人が証言すべきかどうかなど弾劾裁判の重要な点について相反するシグナルを発してきた。また、事情に詳しい複数の関係者によれば、ホワイトハウスのパット・シポローネ法律顧問と、トランプ大統領の個人弁護士ジェイ・セクロー氏が率いる予定の弁護団に新たなメンバーを追加するかどうかを大統領は検討中だという。

  上院に弾劾条項が送付されると、弾劾裁判プロセスは迅速に進みそうだ。ペロシ下院議長は14日、弾劾裁判で検察官役を担う下院議員を指名するとともに弾劾条項を上院に正式に送付する採決を15日に行う方針を表明。上院共和党は、条項が送付されれば21日にも裁判開始の可能性があるとした。

  一方、トランプ大統領は12日のツイートで、自身に対する弾劾訴追に不当な信憑(しんぴょう)性を与えるような完全な形の弾劾裁判を始めるよりも、上院が2件の弾劾条項を直ちに却下するのが望ましいとの考えを示唆した。

  しかし、上院共和党の有力議員数人は、少なくとも裁判の最初の段階まで進まなければ上院が却下の採決を行う可能性はほとんどないと指摘する。ジョン・コーニン議員は「共和党議員の大半が完全な形での弾劾裁判を望んでいると私は理解している」とし、ロイ・ブラント議員は弾劾条項の即時却下に共和党議員の間でも「ほとんど関心がない」と話した。

原題:Trump’s Defense a Work in Progress; Pelosi Sets Wednesday Vote(抜粋)

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