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長期金利が3週間ぶりの高水準、弱めのオペ結果や5年入札控えた売り

更新日時

債券市場では長期金利が約3週間ぶりの水準に上昇した。日本銀行が実施した超長期債対象の国債買い入れオペの結果が弱めだったことや、15日の5年債入札を控えた売りが出た。

  • 新発10年債利回りは前週末比1.5ベーシスポイント(bp)高い0.01%と、昨年12月20日以来の高水準
  • 新発5年債利回りは1.5bp高いマイナス0.095%
  • 長期国債先物3月物は前週末比24銭安の151円76銭と安値引けした。小高く始まったがすぐに下落に転じ、日銀オペ結果を受けて下げ幅を拡大

市場関係者の見方

野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 日銀の国債買い入れオペの結果は25年超が若干弱かった上、明日の5年債入札に向けた調整売りも出て債券先物の下げ要因に
  • マイナス金利の5年債入札に国内投資家の積極的な買いは期待できず、海外投資家の需要もさほどないだろう
  • 明日の米中貿易第1段階合意署名による材料出尽くしで株式などのリスクオンラリーは終わるとみており、金利はどちらかというと低下方向を見込んでいる

三井住友DSアセットマネジメントの深代潤執行役員

  • 米中貿易交渉は緩和方向で、米イラン紛争もエスカレートしておらず、景気は一進一退という環境で、今買わなくても良いという雰囲気が強く買い手が不在
  • 超長期のイールドカーブはもっと立った方がいいという黒田日銀総裁の発言などもあり、生保が積極的に買ってくる水準もまだ見えない
  • 今週は5年債、20年債の入札があるが、潜在的な運用ニーズがある中で、他の投資家がどの水準で買ってくるか、皆横目で様子をうかがっている状況
長期国債先物3月物の日中取引推移

日銀オペ

  • 対象は残存期間10年超25年以下、25年超で、買い入れ額はいずれも前回から据え置き
  • 25年超オペでは前回まで対象外だった30年64回債が対象入り
  • 25年超の応札倍率が5.15倍に上昇、昨年5月以来の高水準と売り圧力の強まりを示唆
  • 備考:過去の日銀オペの結果

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%-0.095%0.010%0.300%0.445%0.480%
前週末比+1.0bp+1.5bp+1.5bp+1.0bp+0.5bp+0.5bp
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