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1月10日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル下落、雇用統計に反応―円は週間で大きく値下がり

  10日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが4日ぶりに下落。昨年12月の米雇用統計で雇用者数の伸びが鈍化したことに反応した。主要通貨では資源国通貨の上げが目立った。一方で円はドルに対しほぼ変わらず。ただ週間ベースでは大きく値下がりした。米国とイランの対立緩和が材料視された。

  • ニューヨーク時間午後4時25分現在、ブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%低下。午後早い時間にはこの日の安値を付けた
    • 週間では0.3%上昇-ドルは週間では主要10通貨の大半に対して値上がり、特に円に対して最も大きく上げた
  • 10日の取引ではオーストラリア・ドルの上げが目立った。小売売上高が予想を上回る伸びとなったことが手掛かり
  • 12月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数は14万5000人増-11月は25万6000人増に下方修正された
    • 平均時給は前年同月比2.9%増-伸びが3%に届かなかったのは2018年7月以来
  • ドルは対円でこの日ほぼ変わらずの109円49銭-週間では1.3%高
  • 豪ドルは8営業日ぶりに上昇。0.7%高の1豪ドル=0.6903米ドルと、この日の高値0.6911米ドル付近
    • 11月の豪小売売上高が豪ドルの押し上げに寄与
    • オーストラリアでは長引く山火事の影響で中央銀行が利下げに踏み切るとの見方が強まっている
  • ユーロは0.1%高の1ユーロ=1.1120ドル。欧州時間には一時1.1085ドルまで下げる場面があった

原題:USD Slips; Yen Set for Worst Week Since July 2018: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が反落、国債上昇-雇用統計に反応

  10日の米金融市場では株式が下げ、国債が上昇。12月の雇用統計は強弱まちまちな内容となった。

  • 米国株は反落、予想下回る雇用統計に反応
  • 米国債は続伸、10年債利回りは1.82%に低下
  • NY原油は続落、中東巡るリスクの後退で週間ベースでも大幅安
  • NY金は反発、米雇用統計軟調や米のイラン追加制裁で買い

  雇用者数が市場予想を下回り、平均時給の伸びが2018年半ば以来の低さとなったことを受け、S&P500種株価指数は3営業日ぶりに下落した。ただ、中東情勢が一定の落ち着きを見せたことから、同指数は週間ベースでは上昇を維持した。個別銘柄ではボーイングが下げ、ダウ工業株30種平均への重しとなった。雇用統計の賃金データでインフレ懸念が後退する中、米国債は上げ幅を拡大した。

  S&P500種株価指数は前日比0.3%安の3265.35。ダウ平均は133.13ドル(0.5%)安の28823.77ドル。ナスダック総合指数は0.3%低下。ニューヨーク時間午後4時31分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.82%。

  エドワード・ジョーンズの投資ストラテジスト、ネラ・リチャードソン氏は雇用統計について、「金融当局が政策を据え置き、経済は減速するという、統計発表前に皆が抱いていた見方とかなり整合している」とコメント。「どちらかと言えば、今回の統計は金融当局の姿勢をわずかに緩和的に傾けるもので、逆ではない」と語った。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。主要産油地域からの供給が地政学リスクの影響で乱れるとの懸念が現実化しなかったことから、週間ベースでは昨年7月以来の大幅安となった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は52セント(0.9%)安の1バレル=59.04ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は39セント安の64.98ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。朝方には米雇用統計が予想を下回ったことが買い材料となった。その後はトランプ米政権がイランに新たな制裁を科したことを受け、安全な逃避先としての金の需要が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.4%高の1オンス=1560.10ドルで終了。

原題:U.S. Stocks Fall, Bonds Rise After Jobs Report: Markets Wrap(抜粋)

Oil Posts Biggest Weekly Loss Since July as Mideast Risk Fades

Gold Surges as New U.S. Sanctions on Iran Show ‘This Isn’t Over’

◎欧州債:英国債とドイツ債の利回り格差、約1年ぶりの小ささに

  10日の欧州債市場では、英10年債と同年限のドイツ債のイールドスプレッドが2018年12月以来の小ささとなった。イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会(MPC)のテンレイロ委員が、経済成長が加速しない場合は利下げを支持する可能性があると述べたことに反応した。

  • 英国債はブルスティープ化。短期金融市場が織り込む利下げ幅は英中銀の1月30日会合で6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)。8日は1bpだった
  • 英10年債とドイツ債のイールドスプレッドは3bp縮小して97bp
  • ドイツ債は小幅高。イールドカーブはフラット化した
  • イタリア債は朝方に大量の買いが入り、堅調を維持した
  • ドイツ10年債利回りは2bp下げてマイナス0.20%、英10年債利回りは4bp下げて0.77%。イタリア10年債利回りは5bp低下の1.32%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Gilt-Bund Spread Narrows To Most Since 2018: End-of-Day Curves(抜粋)

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