コンテンツにスキップする

米国、対イラン制裁適用免除で旅客機墜落事故の調査を支援-財務長官

  • 米国の対イラン制裁、各国の事故調査参加を阻む恐れがあった
  • 徹底した調査を行わせ、最終的な判断下す-ポンペオ国務長官

ムニューシン米財務長官は対イラン制裁の免除措置を適用し、テヘラン近郊で今週発生した旅客機墜落事故の調査に米国や他国が参加できるようにすると発表した。

  ウクライナ国際航空が運航するボーイング「737ー800」型機は8日朝、テヘランの空港を離陸して数分後に墜落し、乗員乗客176人全員が死亡した。米国など複数の国がイランのミサイルによって撃墜されたとの見方を示す一方、イランは否定し、事故調査は難航や曲折が予想される。

Pompeo Mnuchin GETTY Sub

記者からの質問を受けるムニューシン米財務長官とポンペオ米国務長官(10日)

写真家:ニコラス・カム/ゲッティイメージズ経由のAFP

  イランは事故調査で米国を含む他国の支援を得るための国際協定を発動した。だが米国では調査参加が制裁違反に該当するとの懸念から参加の意思を留保していた。

  ムニューシン氏は10日の記者会見で、「米財務省は事故調査の支援を円滑に進められるよう、米国や他国に対して制裁免除を適用する」と語った。

  ポンペオ米国務長官はカナダや英国、オーストラリアなどと歩調を合わせる形で、ウクライナ機はイランの武装部隊が恐らく意図的ではなく発射したミサイルによって撃墜されたと主張した。

  「旅客機はイランのミサイルで撃墜された公算が大きいと考えている。徹底した調査を行わせ、最終的な判断を下す」と述べた。

  ウクライナのプリスタイコ外相は国際的な協力による調査を呼び掛け、同国は墜落原因について結論を出しておらず、イランは調査に協力していると語った。

原題:
Mnuchin Says U.S. to Waive Sanctions for Iran Crash Probe (1)(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE