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Photographer: Luke MacGregor
cojp

ボーイング、MAX巡り幹部や当局をやゆした過去の従業員メール提出

  • パイロットの1人は同僚へのメールで「役立たずが設計」とコメント
  • 「極めて憂慮すべき情景を如実に物語る」-米下院運輸委員長が声明
The Boeing Co. logo sits on the side of a 737 Max aircraft during preparations ahead of the Farnborough International Airshow 2016 in Farnborough, U.K., on Sunday, July 10, 2016. The air show, a biannual showcase for the aviation industry, runs until July 17.
Photographer: Luke MacGregor

ボーイングは9日、同社従業員が737MAXへの強い不安について議論しつつ、経営幹部や顧客、規制当局をやゆしていた過去の一連の社内メールを新たに提出したことを明らかにした。

  同社パイロットの1人は2016年に同僚に複数の電子メールを送り、「この航空機は役立たずが設計し、それをサルが監督している」などとコメントしていた。同社はこれらのメールを米議会と連邦航空局(FAA)に提出している。

  こうしたやり取りの存在は、墜落事故を受けて昨年3月以来運航が停止されているMAXへの信頼回復に向けた同社の取り組みを台無しにしかねない。MAXの調査を監督する下院運輸経済基盤委員会のデファジオ委員長はパイロットのメールについて、「恐ろしく不利」な証拠だと指摘した。

Pilot Sully Sullenberger Testifies To House Transportation Subcommittee On Boeing 737 MAX

米下院運輸経済基盤委員会のデファジオ委員長

撮影:アンドリュー・ハラー/ブルームバーグ

  デファジオ委員長は声明で、「新たに提出された電子メールは、従業員が社内で警鐘を鳴らしているのに、ボーイングがどんなに規制当局や運航乗務員、航空機の乗客の監視の目を逃れようとしていたか、極めて憂慮すべき情景を如実に物語っている」と批判した。

  ボーイングは発表資料で、「われわれはこれらのメールの内容を遺憾に思い、FAAと議会、顧客の航空会社、乗客に陳謝する」とし、「当社は安全性のプロセスと組織、文化を改善するため、重大な変革を推進してきた」と釈明した。

  一方、FAAは声明でボーイングのメールを精査しているとした上で、「提出されたメールの中には、現在進めている改修案の検討の一環として、これまでに特定されていないような安全面のリスクを示すものはなかった」と説明した。

原題:‘Incredibly Damning’ Boeing Messages Show Employee Unease on Max(抜粋)

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