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【日本株週間展望】上値重い、日米の企業決算控えて手控えムードに

1月3週(14日-17日)の日本株は上値の重い展開が見込まれる。日米企業の決算発表前で様子見姿勢が広がるほか、米国とイランの対立激化の懸念もくすぶり、積極的な買いは見送られそうだ。

  米国では14日のJPモルガン・チェースやシティグループを皮切りに、2019年10-12月期決算発表が本格化する。15日にはワシントンで米中貿易協議の「第1段階」部分合意の署名が行われ、今後の交渉はよりハードルの高い「第2段階」に向けて動きだす。

  経済指標では、15日に1月のニューヨーク連銀製造業景況指数、16日に昨年12月の小売売上高などが公表予定。市場予想はニューヨーク連銀指数が4.0(前回3.5)、小売売上高が前月比0.3%増(同0.2%増)と改善の見込み。国内では14日に景気ウオッチャー調査、16日に機械受注が予定されている。

  日本株は、米国とイランの緊張の高まりで大発会から大幅下落となったが、主要株式指数が最高値更新を続ける米国市場に後押しされて、昨年末の水準を回復した。第2週のTOPIXは週間で0.8%高の1735.16。

日経平均株価の推移

《市場関係者の見方》

岡三証券の松本史雄チーフストラテジスト

  「機械受注は注目されるが、足下で急激な改善も予想しにくい。第3四半期決算発表が本格化するまで国内は材料に乏しく、海外動向の影響を受けやすい。これまで株価は企業業績の下方修正を織り込んできたが、企業によっては1-3月期でもう一段の下方修正が出る可能性がある。先行指標から予想すると回復は1ー3月期で、ファクトとして確認できるのは4月下旬以降になるだろう。日経平均の予想レンジは2万3600円ー2万4000円」

東京海上アセットマネジメントの橋爪幸治シニアファンドマネジャー

  「高値圏でのもみ合いだろう。米企業決算は悪くないと予想。たとえ悪くとも今後は回復すると期待をもって受け止められよう。日本も同様に今下期業績の底入れと来期の回復期待に向かっている。イラン問題を消化しただけに、下がった場面での押し目買い意欲の強さから急落も想定しづらい。ただ、バリュエーションの高さを考えると、選別色は強まらざるを得ず、指数全体でもみ合いとなりやすい。イベントでは15日の米中通商交渉の第1段階の調印で材料出尽くしになるのか、それとも第2段階の進展を織り込みに行くのかを見極めることになる」

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