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19年の米雇用の伸び、11年以来の低水準か-12月の雇用統計きょう発表

  • 19年は214万人増と1年前の予想は上回るが、18年実績下回る見込み
  • 20年は月平均12.7万人増と19年の17.8万人増をさらに下回る予想

2019年は米国の雇用市場にとって素晴らしい年でもあり、ほぼ10年ぶりに低調な年でもあった。

  10日に発表される19年12月の非農業部門雇用者数は、ブルームバーグ調査で前月比16万人増と11月実績の26万6000人増から伸び鈍化が見込まれている。この予想数値を加えると、19年全体では214万人の雇用増となる。個人消費の底堅さと政府支出の増加が寄与した。

  この19年の年間数値は、エコノミストによる1年前の時点での予想を25万人程度上回るものの、11年以来の低水準で、18年の268万人を下回る。18、19年の年間数値は来月示される改定で下方修正される可能性がある。

Tempered Gains

U.S. likely added 2.14 million jobs last year, least since 2011

Source: U.S. Department of Labor; 2019 estimate based on Bloomberg survey

  エコノミストたちは過去最長となる11年目に入った米景気拡大について、減税効果の一巡や貿易面での不確実性から来る逆風が雇用に重しになるとみる。20年の雇用者数の伸びは月平均12万7000人と19年の17万8000人をさらに下回ると予想。こうした鈍化はトランプ米大統領再選の可能性にマイナスとなり得る。

  ただ、昨年後半に雇用者数は予想に反して伸びが加速しており、急激な鈍化を予想するのは時期尚早かもしれない。数カ月にわたる力強い雇用の伸び、高水準の賃金の伸び、半世紀ぶりの低水準を維持しそうな失業率を背景に、最近の強さは異常値なのか、持続可能なトレンドの一部なのかが問題となる。

U.S. available workforce continues to shrink as unemployment falls

  米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、労働市場は力強く健全との発言を繰り返している。その一方で、バンク・オブ・アメリカ(BofA)の米経済担当責任者ミシェル・マイヤー氏は、回復は終盤段階に入っている可能性があるとの事実で、企業が雇用を抑制することもあり得ると指摘。ブルームバーグ調査では、今年の成長率は1.8%と19年の2.3%から低下が見込まれている。

What Bloomberg’s Economists Say

“Payroll gains will likely normalize in December following the GM strike swing, which weighed on net hiring in October and inflated the November gain ... Bloomberg Economics projects December nonfarm payrolls at 205,000.”

-- Carl Riccadonna, Yelena Shulyatyeva, Andrew Husby and Eliza Winger

Breakout

In 2019, wages accelerated for the average American worker

Source: U.S. Bureau of Labor Statistics

 

原題:A Great Year for U.S. Jobs Is Also Likely to Be Worst Since 2011(抜粋)

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