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【債券週間展望】スティープ化か、リスク選好の流れや20年債割高感で

1月第2週(14-17日)の債券市場では、超長期ゾーンにかけて利回り曲線がスティープ(傾斜)化しやすいと予想されている。中東情勢に対する懸念が和らいでリスク選好の流れが続いている上、割高感の強い20年国債の入札が警戒されるためだ。

市場参加者の見方

◎野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト

  • 9日の30年入札が順調でも相場は重く、株高を受けて超長期スワップに固定金利払いが出るなど、リスクオンが超長期債の重しになっている
  • 日銀の超長期オペで30年債の65回債と64回債の両方が対象外になれば、入札を控えた20年債も含めて超長期は調整しやすい
  • 10年債がプラス金利になりそうな中、20年入札で焦って買う必要性は低下する。5年入札もドル・円ベーシススワップの縮小で海外勢の買いが弱まる可能性がある
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.03%~ゼロ%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 中東情勢の落ち着きで相場の上値は重く、方向としては利回り上昇。世界経済の底打ち見通しなどから追加の金融緩和期待も後退している
  • 10-20年の金利差から見ても20年債の割高感は根強く、入札に向けた調整でスティープ化圧力がかかりやすい
  • ただ、投資家は押し目買いの姿勢なので、利回りが上昇しても緩やか。20年債が幅広い投資家の需要がある年限であることも変わらない
  • 長期金利の予想レンジはマイナス0.03%~プラス0.03%

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
14日10-25年1000億円
25年超300億円
16日5-10年3500億円

過去の日銀国債買い入れオペの結果一覧

国債入札予定

年限発行予定額前回の表面利率
15日5年1.9兆円程度0.1%
17日20年9000億円程度0.3%

主な材料

  • 15日:日銀支店長会議で黒田総裁あいさつ、地域経済報告
  • 15日:米中が第1段階の貿易合意に署名する予定
  • 15日:米地区連銀経済報告(ベージュブック)
  • 16日:12月の米小売売上高
  • 17日:12月の中国小売売上高・工業生産・固定資産投資
  • 17日:中国の10-12月期GDP
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