コンテンツにスキップする

1月9日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、米雇用統計に注目移る-資源国通貨は安い

  9日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が3日続伸。米株式相場が再び最高値を更新する中、ドル買いが優勢になった。市場の関心は10日発表の米雇用統計に移った。一方、原油や金相場の軟調を背景に、資源国通貨は主要10通貨で下落率上位。

  • 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%高。一時は昨年12月27日以来の高水準を付けた
  • カナダ・ドルは主要10通貨で下落率上位。原油が下げ幅を縮小するにつれ、カナダ・ドルもやや値を戻した。ニュージーランド・ドルも安い。一方、スイス・フランは主要10通貨に対して全面高
  • 円は下落。米国とイランの緊張が和らいだことが背景。8日に墜落したテヘラン発ウクライナ行きの旅客機について、米情報当局はミサイルに撃墜されたとの見方を強めていると関係者が明らかにしたが、円は軟調な地合いが続いた
    • 円はオフショア人民元に対して5カ月ぶり安値に下落。MSCI新興国通貨指数は2018年6月以来の高水準を付けた
  • 米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.85%。一時は1週間ぶりの高水準に上げていた
  • セントルイス連銀のブラード総裁は、中東情勢の緊迫化は米政策当局者にとってあまり懸念要因とはならないだろうと指摘。原油価格の上昇につながる可能性はあるものの、米経済への影響はニュートラルなものになるとの見解を示した
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、米金融政策は「良好な状況」にあると指摘。経済成長は堅調で物価は安定し、労働市場は力強いとの認識を示した
  • 一方、イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は、金融政策委員会(MPC)は近い将来に金融緩和を行う利点について議論していると発言。ポンド売りの材料となった
  • ニューヨーク時間午後4時36分現在、ドルは対円で0.4%高の1ドル=109円50銭。ユーロに対してはほぼ変わらずの1ユーロ=1.1106ドル

原題:
Dollar Rises With Stocks; Commodity Currencies Drop: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:主要株価指数が最高値、中東情勢落ち着く

  9日の米株式相場は続伸。主要3株価指数が終値ベースの最高値をまた更新した。一触即発の状況だった米国とイランの対立が和らぎ、リスク選好の流れが戻った。米国債は反発。

  • 米国株は続伸、主要指数が最高値更新-小売株は安い
  • 米国債は反発、10年債利回り1.85%
  • NY原油は60ドル未満、米・イラン対立の行方に注目
  • NY金先物は続落、イラン司令官殺害前の水準に近づく

  米・イラン間の緊張がエスカレートせず、株価の上昇を促した。ただベッド・バス・アンド・ビヨンドやコールズなどの小売株は下落した。30年債入札の結果を受け、10年債の利回りは低下。

  S&P500種株価指数は前日比0.7%高の3274.70。ダウ工業株30種平均は211.81ドル(0.7%)高の28956.90ドル。ナスダック総合指数は0.8%上昇。ニューヨーク時間午後4時58分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.85%。

  サンフランシスコに拠点を置くBOSのプリンシパル、ジェニファー・エリソン氏は、「状況はやや落ち着き、株式が日中ベースの最高値をつけたことを見ると、こうした地政学的問題を受けて非常に小さな下落局面で、押し目買いを入れる意欲が投資家にあるようだ」と指摘。「地政学的な事象の内容にかかわらず相場は変動するが、今回のような問題はたいてい、経済面の直接的な影響はほとんどない」と語った。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅安。米国とイランの対立が著しく先鋭化するとの見方は後退した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は5セント(0.1%)安の1バレル=59.56ドルと、12月半ば以来の安値。ロンドンICEの北海ブレント3月限は7セント安の65.37ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続落。米国とイランが軍事的な衝突を深刻化させることはなく、安全資産の投資妙味が薄れた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.4%安の1オンス=1554.30ドルで終了。米軍がイラン革命防衛隊の司令官を殺害する前の水準に近づいた。

原題:U.S. Stocks Rise to Records Amid Middle East Calm: Markets Wrap(抜粋)

Oil Steadies Below $60 in Midst of U.S.-Iran Conflict(抜粋)

Gold Is Nearly Back Where It Started Before Iran General’s Death(抜粋)

◎欧州債:イタリア債が上昇、ドイツ債は下落-英短期債が高い

  9日の欧州債市場でイタリア債が上昇。一方、ユーロ圏国債の大半は下落した。英国債は短期債が上昇。イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁が、さらなる金融緩和策を導入する利点について金融政策委員会(MPC)で協議していると述べたことに反応した。

  • イタリア債は上昇。ドイツ債とのイールドスプレッドは6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して156bpと、12月18日以来の小ささとなった
  • ドイツ債は下落。中核国債は準中核国債を下回るパフォーマンスだった。この日はフランス債が95億ユーロ、スペイン債が46億ユーロ発行
  • 英国債のイールドカーブはスティープ化。2年債利回りは一時7bp下げて0.55%となった
  • ドイツ10年債利回りは2bp上げてマイナス0.18%、英10年債利回りは0.82%で変わらず。イタリア10年債利回りは4bp低下の1.38%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Rise, Bunds Decline; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

(米国株・国債・商品を更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE