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日本株続伸、米雇用堅調や為替の安定を好感-機械など輸出や小売高い

更新日時
  • 米新規失業保険申請件数は低下、ドル・円は1ドル=109円台半ば
  • 決算評価の安川電は52週高値更新、ファナックなどFA関連軒並み高
The Tokyo Stock Exchange (TSE) building, operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), stands in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 24, 2018.
The Tokyo Stock Exchange (TSE) building, operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), stands in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 24, 2018.
The Tokyo Stock Exchange (TSE) building, operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), stands in Tokyo, Japan, on Tuesday, July 24, 2018.

10日の東京株式相場は続伸。地政学リスクが後退する中、米国の堅調な雇用や為替相場の安定から業績期待が高まり、機械など輸出関連、医薬品が上昇。決算が評価された安川電機など設備投資関連、セブン&アイ・ホールディングスなど小売株も高い。

  • TOPIXの終値は前日比6.11ポイント(0.4%)高の1735.16
  • 日経平均株価は110円70銭(0.5%)高の2万3850円57銭

〈きょうのポイント〉

  • 先週の米新規失業保険申請件数は5週間ぶり低水準-労働市場の堅調示唆
  • 中国の劉副首相が第1段階の貿易合意署名のため訪米
    • トランプ米大統領は中国との貿易協議の第2段階交渉を直ちに開始と表明
  • きょうのドル・円相場は一時1ドル=109円60銭、前日の日本株終値時点は109円28銭
Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Shares Rebound

東証

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  東京海上アセットマネジメントの橋爪幸治シニアファンドマネジャーは「イラン問題は消化し、もう悪材料としてみる必要はなくなった」と指摘。イラン問題という不透明要因にもかかわらず日経平均が8日に一時2万3000円割れから瞬時に持ち直した経緯から、「2万3000円以下には簡単に行かないことが分かった」ともつけ加えた。

  米国主要3指数の最高値や地政学リスクの落ち着きなどが追い風となり、主要株価指数はことし高値を更新した。みずほ証券の倉持靖彦投資情報部長は「米新規失業保険申請件数は雇用での炭鉱のカナリア。個人消費や住宅がしっかりしていることが雇用環境の良さに表れており、米経済のベースはしっかりしている」と言う。このため、「イラン情勢や米中通商交渉の問題が片付いてくれば、グローバル経済が良くなってきていることを株価が織り込む」と話す。

  この日に個別で動きが目立ったのが設備投資関連の動き。3月決算企業に先駆けて四半期業績を発表した安川電機は、ACサーボの中国受注好転などが評価されて52週高値を更新した。ファナックやSMC、ダイフク、THKなどFA関連も軒並み高となり、機械や電機は業種別上昇率上位となった。安川電機の決算内容が「失望だと受け取られず、底打ち期待が他の銘柄まで広がるという流れは相場全体が強いことを表している」と、東京海上アセットの橋爪氏はみていた。

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