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マスク氏の前例のない高額報酬パッケージ、実現の可能性高まる

  • 最近のテスラ株上昇を受け、マスク氏は最初の報酬支払いに近づく
  • 目標を全て達成すれば報酬は500億ドル超になる可能性
イーロン・マスクCEO

イーロン・マスクCEO

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
イーロン・マスクCEO
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)には踊り出す理由がたくさんある。

  テスラが昨年10月に発表した7ー9月(第3四半期)決算が予想外の黒字になったことや、「モデルY」の生産・納車時期が数カ月早まる見通しを明らかにして以来、株価は上昇基調にある。8日には上場来高値を更新し、時価総額が880億ドル(約9兆6000億円)超に押し上げられた。これはフォード・モーターゼネラル・モーターズ(GM)を合わせた時価総額を上回る。

  あと少し朗報が続けば、テスラの時価総額は1000億ドルに押し上げられる可能性がある。この水準を達成すれば、マスク氏のムーンショット(困難だが実現すれば大きな影響をもたらし得る挑戦)的な報酬の最初の部分が支払われる見通しで、その額は理論上では約3億4600万ドルとなる。テスラの担当者にコメントを求めたが返答はない。

  マスク氏の最近の足取りは軽やかだ。同氏は上海郊外の新工場で生産した「モデル3」の一般向け納車を記念する7日のイベントでは、ステージ上で踊りを披露した。

上海近郊の新工場のイベントで踊りを披露するマスク氏

出典:ブルームバーグ

  マスク氏の報酬パッケージは、史上最大の役員報酬契約と考えられている。仕組みは前回2回の報酬プランと同じで、野心的な目標を達成した場合に段階的に付与される多数のストックオプションで構成されている。

  しかし、今回の報酬プランの規模と範囲は前例がなく、時価総額を6500億ドル、売上高と調整後利益を何倍にも拡大することを目標に定めている。テスラの推計によると、マスク氏が全ての目標を達成した場合、2020万株のストックオプションが付与され500億ドル余りを獲得できる可能性がある。

原題:
Musk’s Moonshot Pay Package Doesn’t Seem That Crazy Anymore (2)(抜粋)

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