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米国のがん患者死亡率、記録的に低下-肺腫瘍治療の進歩が寄与

  • 米国がん協会が17年までのデータに基づく報告書を公表
  • がん免疫治療薬の潜在的なインパクトが反映されていない公算大

米国でがんの死亡率が記録的に低下した。ビデオ補助手術など肺腫瘍治療の進歩が患者の寿命を延ばした。

  喫煙者が減る中で、がんの死亡率は26年間にわたり徐々に低下しているが、2016年から17年にかけては単年で過去最も大きい2.2%の下げとなった。10年間では年平均1.5%低下した。米国がん協会が8日公表した報告書で明らかになった。

  死亡率がピークにとどまっていた場合と比較すると、がん患者約290万人の命が救われたことになる。特に肺がんの死亡率は13-17年に年4.3%低下。「肺がんについては全ステージで生存率が高まっていることが分かった」と報告書を執筆したレベッカ・シーゲル氏は説明した。

  肺がんの死亡率は男性の場合、1990年のピーク以降で51%、女性は2002年のピークから26%下がった。ただ同協会によれば、肺がんで今年亡くなる人は13万5000人を上回り、がん全体の約22%を占めると予想される。

Sharp Decline

The U.S. mortality rate from cancer fell by the most in a single year in 2017

Source: American Cancer Society

  同協会の報告書は入手可能な17年までのデータに基づいており、ブリストル・マイヤーズスクイブの「オプジーボ」やメルクの「キイトルーダ」などがん免疫治療薬の潜在的なインパクトが反映されていない公算が大きい。黒色腫の死亡率を急速に改善させたこの種の治療薬は、ここ数年で肺がん患者に広く使われるようになった。

原題:Cancer Death Rate in U.S. Shows Fastest Drop on New Treatments(抜粋)

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