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ドル・円がじり高、米イラン懸念後退で昨年末以来の高値-109円前半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=109円前半でじり高。米国とイランの軍事的対立激化への懸念が和らぐ中、リスクセンチメント改善に伴う円売りがやや優勢となり、ニューヨーク市場で付けた昨年末以来の高値を更新した。

  • ドル・円は午後3時19分現在、前日比0.2%高の109円29銭で、一時109円32銭と12月30日以来の高値
  • クロス円(ドル以外の通貨の対円相場)も堅調。ユーロ・円は0.3%上昇し、一時1ユーロ=121円55銭と1週間ぶり高値
    中東懸念緩和で109円台回復

    市場関係者の見方

    三井住友銀行NYトレーディンググループの下村剛グループ長

    • イランに続き、トランプ米大統領の声明も軍事衝突を望まないということで、戦争までの地政学リスクの高まりは回避される見通しとなったことを素直に好感したのがニューヨーク時間の相場
    • 110円はさすがに簡単に抜けないが、109円に乗せたことにより、フォロースルーという意味では12月にもみ合った109円半ばを再度見に行く可能性はある

    あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

    • 中東リスクはいったん薄れてきたが、まだこれからイラン側がいつどのようなことを行ってくるか分からないこともあり、ドル・円の109円半ばより上はかなり重くなってくるのではないか

    大和投資信託調査部の亀岡裕次チーフエコノミスト

    • リスクオフの巻き戻しにより昨日から今日にかけて円安が進んだが、新しいリスクオンの材料が出てきたわけではないので、円安にも限界があるだろう
    • 米・イラン問題はこのまま小康状態が続くいう前提で、明日の米雇用統計を含めた米指標や米中のところがポジティブに働けば、109円後半までいく可能性はある

    背景

    • トランプ大統領は8日、全米にテレビ中継された演説で、イランへの抑制的対応を示唆した
    • 9日の東京株式相場は大幅反発し、日経平均株価は前日比535円高で終了。アジア株も全面高
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