コンテンツにスキップする
Subscriber Only
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images
cojp

日本株大幅反発、米・イラン警戒後退と円安-輸出や通信など広く上げ

更新日時
  • トランプ米大統領は追加の武力行使を示唆せず、原油先物は大幅安
  • 円は1ドル=109円台に下落、日経平均は25日移動平均線を上回る

9日の東京株式相場は大幅に反発。米国とイランの軍事的緊張に対する警戒感が後退、原油価格が下落して為替相場も円安に振れ、業績懸念が和らいだ。電機など輸出関連や情報・通信、素材中心に東証33業種中31業種が上げた。

  • TOPIXの終値は前日比27.65ポイント(1.6%)高の1729.05
  • 日経平均株価は535円11銭(2.3%)高の2万3739円87銭

〈きょうのポイント〉

  • トランプ米大統領:イランへの抑制的対応を示唆-ミサイル攻撃で米国人の死傷者いない
  • 8日の米ニューヨーク原油先物は4.9%安の1バレル=59.61ドル-3カ月ぶり大幅安
  • 12月の米ADP民間雇用者数は20万2000人増-8カ月間で最大の伸び
  • きょうのドル・円相場は一時1ドル=109円20銭台、前日の日本株終値時点は108円31銭

 

Final Trading Day Of The Year At The Tokyo Stock Exchange

東証

Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

  BNYメロン・アセット・マネジメント・ジャパンの王子田賢史日本株式運用部長は「景気底入れ・業績回復期待から慎重な向きでさえ大きな下げは予想しておらず、有事で下がったところは買いという相場状況」と述べた。

  先物主導で大幅高で始まり、東京エレクトロンやアドバンテストなど半導体関連の上げ貢献で午後は一段高となった。ちばぎんアセットマネジメント調査部の奥村義弘氏は、米・イランの「直接的な正面衝突は避けられるということで安心感が戻った」と指摘。イランを巡る問題が収まれば、米原油先物も「50ドル程度に戻る」とみる。  

  前日に75日移動平均線目前で下げ止まった日経平均は、25日線(2万3623円)を明確に上回り底入れ期待が強まった。野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは、米国で雇用統計を前にADP雇用者数が伸びたことについて「雇用と消費の好循環が続き内需がしっかりしていることを示す。米景気に対するベースへの安心感も株価の支え」と話していた。

25日線を回復

  BNYメロンの王子田氏は米・イランに関する「へッドラインリスクはある。ボラティリティー(変動性)が出る可能性は否定しない」とした上で、市場では昨年末に利益確定売りを出した向きが多いとの見方があり、「下がったら買いが入りそう」とみている。

  • 東証33業種では情報・通信や電機、精密機器、海運、化学、その他金融が上昇率上位
  • 米原油先物の大幅安を受けて鉱業と石油・石炭製品のみ下落
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE