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債券下落、中東懸念後退でリスク選好の売り-30年債入札結果は下支え

更新日時

債券相場は下落。米国とイランの軍事衝突が回避されたことで、中東情勢への過度な警戒感が後退し、リスク選好の債券売りが優勢だった。一方、30年利付国債入札の結果が市場予想を上回ったことで下値は限定的となった。

  • 新発10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.005%。一時はゼロ%と昨年12月24日以来の水準まで上昇
  • 新発30年債利回りは一時2bp高い0.435%
  • 長期国債先物3月物の終値は13銭安の152円07銭。一時151円90銭まで下落したが、午後は下げ幅を縮め、取引終了にかけて152円11銭まで戻す場面も

市場関係者の見方

バークレイズ証券の海老原慎司ディレクター

  • 米国とイランの軍事的緊張がいったんほぐれたことでリスクオフが和らいでいる
  • 米長期金利が1.8%台半ばまで戻り、株も上昇する中で、債券には売り圧力が掛かった
  • 一方、30年債入札が市場の予想を上回る結果となり、相場を下支え
長期国債先物3月物の日中取引推移

30年債入札

  • 最低落札価格は99円10銭、市場予想99円05銭
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.66倍、前回は3.69倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)はテールは8銭、前回5銭
  • バークレイズ証の海老原氏
    • リスクオンを背景に入札に向けて金利が上昇したことで、押し目買いの動きがあったとみられる
  • 備考:過去の30年債入札の結果一覧

背景

  • トランプ米大統領、イランへの抑制的対応を示唆
  • 東京株式相場は大幅反発。日経平均株価の上げ幅は500円超える
  • 外国為替市場では一時1ドル=109円32銭と、昨年末以来の水準までドル高・円安が進行
  • 8日の米10年債利回りは6bp高い1.87%程度

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.135%-0.115%-0.005%0.285%0.430%0.465%
前日比-0.5bp+0.5bp+1.0bp+1.0bp+1.5bp+2.0bp
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