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フェイスブック、「ディープフェイク」対策強化へ-米大統領選控え

  • 本物そっくりの偽動画を一掃、ただしパロディーや風刺は対象外
  • ペロシ下院議長の偽動画巡る対応の遅れが昨年批判されていた

世界最大のソーシャルネットワークを運営する米フェイスブックは、「ディープフェイク」と呼ばれる本物そっくりの偽動画を一掃する取り組みを強化しており、米大統領・議会選挙を控え差し迫った脅威だとして対応を急ぐ。

  フェイスブックは画質や鮮明度の調整を超える「編集・合成」を施され、視聴者に誤解される可能性が高いと考えられるコンテンツを削除すると表明。ただし、新ルールはパロディーや風刺には適用されない。

  また、削除対象に関する社内の基準にすぐには合致しない動画も、同社が世界中で提携する50余りの組織によって事実確認が行われる可能性がある。さらにロイターと協力し、無料のオンラインコースを通じて報道各社がディープフェイクを発見できるよう支援していく方針だ。

  フェイスブックは昨年、民主党のペロシ下院議長のスピーチをろれつの回っていないように加工した偽動画が拡散した問題で、迅速に対応しなかったとして批判を浴びた。この動画を「フェイク」と判断するのに1日以上かかり、その時点で自社のアルゴリズムにより配信が制限されていたものの、動画を完全には削除しなかった。

  多数の民主党議員がマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)宛ての書簡で、同CEOは状況を真剣に受け止めておらず、同社は2020年の選挙への「準備を甚だしく怠っている」と非難していた。

  フェイスブックの詳しいポリシーについては、米紙ワシントンポストが先に報じていた。

原題:
Facebook Tightens Policy Against Deepfakes Ahead of Election (1)(抜粋)

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