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株価12倍の英会話レアジョブ、リーダー育成と転職事業に進出へ

  • 上場時目標の時価総額200億円達成、次に1000億円目指す-中村社長
  • 株価PER100倍で割高感も、さらなる業績拡大求める声も
中村岳社長

中村岳社長

RareJob
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昨年、東証マザーズで株価が約12倍に急伸したレアジョブ。フィリピン人講師を雇って英会話を教えるというユニークな事業で急成長するが、今年も株価は右肩上がりになるのか。中村岳社長はブルームバーグの取材に、東証1部上場で企業価値拡大に弾みを付けたいと語った。

  同社は今年中にも新規事業に乗り出す。中村社長は、英語を話せるようになった生徒を対象に交渉力養成など「プロフェッショナル研修でグローバルリーダーの育成事業を手掛けたい」と話す。実力を付けた人材を企業に紹介する事業にも挑戦する。将来はアジアを中心に海外に広げたいと意気込む。

  中村社長はなるべく早い時期に東証1部への変更を目指す。「信用力を高め、資金調達や規模の大きな案件など選択肢が増える」ことで、合併・買収(M&A)を視野に海外戦略の強化を狙うという。そのためにも時価総額を増やして株主を機関投資家に広げる考えだ。上場時に掲げた時価総額目標200億円を達成したことで機関投資家との意見交換の機会が増えたと話す社長の次の目標は1000億円だ。

  同社の株価についてアイザワ証券市場情報部の坂瀬勝義課長は、「PER(株価収益率)100倍超で割高だが、新興企業の場合は成長性への評価ともとれる」と分析。市場の期待に応えるには「時間をかけず売上高を100億円、200億円と増やしていくこと」と話す。

  もっとも過熱感に懸念の声もある。松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは、「信用買い残がかなり多く、個人投資家がそれなりに買っている。さらに好業績を示さないと、株価は重くなる可能性もある」という。

  同社は、無料電話スカイプを活用した英会話教育を展開する。英語が堪能な人材の多いフィリピンと日本をオンラインで結び、低料金で手軽なレッスンを可能にした。現在、フィリピン人講師は現地に約6000人。14年6月に新規株式公開(IPO)。20年3月期計画は売上高が前期比24%増の45億円、営業利益は同2.3倍の4億円とともに過去最高を見込む。

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