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Photographer: Keith Bedford/Bloomberg
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ドル・円、米イラン情勢巡り乱高下-昨年10月以来の安値から戻す

更新日時
A Japanese 10,000 yen and U.S. 100 dollar banknote are arranged for a photograph in Tokyo, Japan on Sunday April 14, 2019. U.S. Treasury Secretary Steven Mnuchin said he wanted a currency clause in a trade deal with Japan to prevent deliberate manipulation of the yen to bolster exports, Japanese public broadcaster NHK said.
Photographer: Keith Bedford/Bloomberg

東京外国為替市場のドル・円相場は乱高下した。イランが米軍駐留のイラク基地に攻撃開始との報道を受けて、一時は日中高値から1円近く値を下げ、3カ月ぶりの安値を付けたものの、その後の報道で短期的にさらなる事態悪化が避けられる見通しとなったことから戻した。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時11分現在、前日比0.1%安の108円31銭。早朝に付けた日中高値の108円52銭から一時は昨年10月10日以来の安値となる107円65銭までドルが売られた
    米イラン情勢巡り、ドル・円はいって来い

    市場関係者の見方

    NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤):

    • イランが米軍駐留のイラク基地に攻撃を開始したということで米イラン関係の悪化懸念が高まり、リスク回避の円買いが強まったー早朝のドル売り・円買い

    ドイツ証券外国為替営業部の小川和宏ディレクター:

    • 米イラン問題について、短期的に急激悪化するリスクが後退したことでドル・円はいったん買い戻し
    • きょうのNY時間に入って、米国側はどういった反応を示すか注視する必要。さらなる情勢悪化の拡大があるかどうか
    • ドル・円は情勢の悪化が広がる可能性が残る中で、リスクはまだ下方向にある

    CIBC証券金融商品部の春木康部長:

    • 海外勢の円に対する関心が薄くなっている中で、下値は国内の実需の買いに支えられやすい傾向
    • 目先の下値のめどは昨年4月高値から8月安値の38.2%戻しのポイントが位置する107円49銭。これを割れると、昨年10月安値106円48銭が次の目標

    背景

    • イランはバグダッド時間8日未明、米軍とイラク軍が共用するイラクの空軍基地2カ所に複数のロケット弾を発射
      • 現時点ではイランのロケット弾により死者や大きな損害が生じたかどうかは不明
      • トランプ米大統領はツイートで「全ては問題ない!」「いまのところ順調だ」とし、被害状況の調査を続けているとコメント。また8日午前に声明を出すとした
      • イランのザリフ外相はツイッター投稿で、ソレイマニ司令官殺害を受け、同国政府は「自衛のための相応の措置を完了した」と説明。「われわれはエスカレートや戦争を求めていないが、いかなる武力攻撃に対しても自衛する」と論じた
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