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ドル・円伸び悩み、リスクオフ一服も中東不安が上値抑制-108円前半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=108円台前半で伸び悩み。日米株価の反発や米長期金利の上昇を背景に過度のリスクオフが一服して強含みで推移していたが、中東情勢に対する不安が根強く、午後にはイラン外相発言に反応して値を戻した。

  • ドル・円は午後3時33分現在、前日比ほぼ横ばいの108円40銭。早朝に付けた108円31銭から一時108円51銭と6日のニューヨーク高値に並ぶ場面も
  • ユーロ・ドルは0.1安の1ユーロ=1.1188ドル
    108円後半に抵抗線が集中

    市場関係者の見方

    三井住友信託銀行ニューヨークマーケットビジネスユニットの持田拓也調査役

    • ニューヨーク市場では米金利の上昇につられてドル・円も戻したが、イラン情勢は結構緊迫化してもおかしくない話で、ドル・円がさらに上を試しにいくのは難しい
    • 米中も、15日に第一段階合意で署名しても、その先に目線が移り、セル・ザ・ファクト(事実で売る)が起こりやすい地合い
    • 中東情勢を巡って警戒心が高ぶっていく局面であり、ドル・円は下値の方が広がりやすい

    クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長

    • 108円台後半は200日線や一目均衡表の基準線、転換線など主要ポイントが多く、なかなか戻りにくいと思う
    • 地政学的リスクはドル買い・円買いなのでドル・円の落ち方はゆっくりだろう

    背景

    • イラン外相は7日、米国のソレイマニ司令官攻撃で世界と米国はより危険になったと発言
    • イラン議会は米国防総省をテロ集団に指定する法案を承認-ICANA
    • 6日の米国株はマイナス圏から持ち直し、S&P500種株価指数は前週末比0.4%高。7日の東京株式相場も反発し、日経平均株価は前日比370円高で終了
    • 米10年債利回りは6日に2ベーシスポイント(bp)上昇の1.81%前後
    • 関係者によると、米中両国が貿易協議でまとめた「第1段階」合意調印のため、中国から劉鶴副首相らから成る代表団がワシントンに派遣され、15日に署名式が行われる
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