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トランプ氏の再選見通し、好況は根拠にならない-モルガンSが警鐘

米国の好況がトランプ大統領の2期目当選を支えるとの見方に投資家は注意する必要がある。モルガン・スタンレーのストラテジストらが警戒を促した。

  マイケル・ゼザス氏らモルガン・スタンレーのストラテジストは6日のリポートで、「当社が話を聞く限りでは、投資家の間で最も一般的な誤解は堅調な経済成長がトランプ大統領の再選を確実にするというものだ。状況の変化に応じて対応するべきであり、予断を持つべきではないというのがわれわれの見解だ」とし、選挙選に関しては「妥当な政策方針を指針とすべきだ」と論じた。

  大統領選挙を巡る経験則を引き出す上で統計上問題になるのがサンプルの少なさだ。戦後に1期目を目指した大統領候補者は10人ほどしかいない。同リポートは、「そのため、こうしたサンプルから一般的な総論を導き出すことは、統計の有効性についての疑念を内包している」と分析した。

  さらに、トランプ大統領について言えば好況時の大統領は再選されるとの一般的な議論が、純支持率が芳しくない現役の大統領は負けるというこれまでに確立されている法則に相反する。

  リポートは「経済が良好なのに世論調査での支持率が低いという現職は前例がない」と指摘した上で、統計が示唆するのは、「良好な経済は現職が勝つための必要条件かもしれないが、それが十分条件だという確証はないということだ」と結論付けた。

原題:
Morgan Stanley Warns a Good Economy Doesn’t Guarantee Trump Win(抜粋)

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