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欧州首脳、対応策の策定急ぐも手段に限界-イランと米国の緊張激化で

  • イランがウラン濃縮制限されずと表明、英独仏の外交努力は水泡に
  • マース独外相、EU外相理事会を前倒しして週内開催求める

欧州首脳らはイランと米国の緊張激化への対応策を策定しようと取り組んでいる。欧州の中東政策は破綻を来し、2015年のイラン核合意は有名無実となった。

  フランスのマクロン大統領が電話協議を進める中、ドイツのマース外相は5日、欧州連合(EU)外相理事会の日程を前倒しして週内に開くよう求めた。米軍によるイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官殺害はEUにとっては最悪の出来事であり、米国が18年に離脱したイラン核合意を維持しようとするEUの取り組みは孤独かつ絶望的な様相を強めている。

  英独仏3カ国の10年余りにわたる外交努力は、イランが5日、ウラン濃縮活動に関し、一切制限されることはないと表明したことにより水泡に帰した。一方、イラク議会はこの日、米国部隊の駐留終了を求める拘束力のない決議案を可決した。

  英仏独は5日、「核合意に反する全ての措置を撤回するようイランに求める」との共同声明を発表した。だが欧州各国にとって、こうした呼び掛け以外に状況打開の手段はほとんどないのが実情だ。

Reaction On The Streets Of Tehran Following U.S. Iraq Airstrike

テヘランの街頭に掲示されたソレイマニ司令官の画像(5日)

原題:Europeans Scramble to Work Out What They Can Do About Iran Now(抜粋)

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