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債券下落、超長期ゾーン中心に売られスティープ化-10年債入札は順調

更新日時

債券相場は下落。前日の米国長期金利が上昇した流れを引き継いで売りが先行した。この日実施された10年国債入札は順調な結果となり、いったんは買い戻されたものの、超長期債が大きく売られて利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

  • 新発10年債利回りは前日比1.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.02%。一時マイナス0.01%を付けたが、その後は金利上昇幅を縮小
  • 超長期債利回りが大幅上昇。新発20年債利回りは一時3bp高い0.295%、新発30年債利回りは一時3.5bp高い0.435%、新発40年債利回りは3.5bp高い0.455%
  • 長期国債先物3月物の終値は20銭安の152円14銭。前日の海外市場の流れを引き継いで売りが先行し、一時152円04銭まで下落。10年債入札結果を受けて下げ幅を縮めた

場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 中東問題で思ったほど株安になっておらず、不透明感はあるが決定的な債券の買い材料にはなっていない
  • 今週は30年債、来週は5年債、20年債と入札が続くことも重しになり、基本的に金利は上がりやすい状況にある
  • 30年債入札を9日に控え、スティープ化ポジションを構築しようとした投資家がいたようで利回り曲線はスティープ化した

SMBC日興証券の奥村任ストラテジスト

  • 10年債入札は多少強めだった
  • 10年債は需給の悪化で入札もこれまでかなり弱かったので、今回の結果をひとまず好感して先物は下げ幅を縮小した
  • 10年金利がプラスになると需要が強まるとの見方が強いため、その手前で金利上昇が止まっている
長期国債先物3月物の日中取引推移

10年債入札

  • 最低落札価格は101円03銭とブルームバーグが事前に調査した市場予想中央値の101円01銭を上回った
  • 投資家需要を反映する応札倍率は3.70倍と前回の3.28倍から上昇
  • 小さいと好調な入札を示すテール(最低と平均落札価格の差)は2銭と前回の16銭から大幅に縮小
  • 備考:10年利付国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.125%-0.115%-0.020%0.290%0.430%0.455%
前日比+1.5bp+2.5bp+1.5bp+2.5bp+3.0bp+3.5bp
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