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ドル・円は小幅下落、中東情勢受けた株安などで一時3カ月ぶり安値

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅に下落。中東情勢の緊迫化を受けた世界的な株安・金利低下を背景に、朝方は一時約3カ月ぶり安値を付ける場面があったものの、国内輸入企業などのドル買いで下げ幅は限られた。円は主要16通貨のうち14通貨に対して上昇するなどほぼ全面高となった。

  • ドル・円は午後3時26分現在、前週末比0.1%安の1ドル=108円01銭。朝方に一時107円77銭と昨年10月10日以来の安値
  • ユーロ・ドル相場はほぼ横ばいの1ユーロ=1.1160ドル。ユーロ・円もほぼ横ばいの120円52銭

ドル・円はリスク回避の動きで軟調

市場関係者の見方

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト

  • 取引が薄い中でのフラッシュクラッシュ的な動きに対する警戒と中東情勢の緊迫化を受けたリスク回避で円が全面高の流れ。昨年8月からのドル・円の上昇トレンドは年末からの下落でいったん終了か
  • きょうは輸入企業など実需の押し目買いも入り、107円台後半は固そうだが、今月中に107円ちょど辺りまで下げる可能性がある。110円超えは来月中までは厳しいだろう
  • 今後の焦点はイランがどの程度の規模の報復に出るか、米国の報復を呼んで泥沼化するかだ。原油高は各国の増産余力が抑えになり得るとみるが、軍事行動の方が心配で、ドル・円の重しになるだろう

大和証券投資情報部の石月幸雄シニア為替ストラテジスト

  • 注意すべきは原油価格。急激な原油高は景気にマイナスだが、当面は国内輸入企業のドル買い・円売りが増える要因に。もしWTIで1バレル=70ドルを超えてくれば、ドル・円も110円方向か

背景

  • トランプ米大統領、イランに大規模報復もーイラクへは制裁を警告
  • イラン、ウラン濃縮に関するいかなる制限も受けないと表明
  • イラク議会、米軍の駐留終了を政府に要請-イラン司令官殺害受け
  • 原油続伸、北海ブレント70ドル台乗せ-サウジへの攻撃を米が警戒
  • 日経平均株価は前年末比451円76銭安の2万3204円86銭で取引を終了。一時は500円余り下落
  • 日銀、中東情勢緊迫化で海外経済リスクへの警戒継続へ-黒田総裁
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