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Photographer: HAIDAR MOHAMMED ALI/AFP
cojp

原油続伸、北海ブレント70ドル台乗せ-サウジへの攻撃を米が警戒

更新日時
  • サウジの軍事基地とエネルギー施設周辺に攻撃の恐れと米国務省
  • 報復のスパイラルに至る条件が整ったとストラテジストは指摘

6日のアジア時間帯午前の取引で、原油相場が一段高となり、北海原油代表油種ブレント先物は1バレル=70ドル台に乗せた。

  イラン革命防衛隊コッズ部隊のソレイマニ司令官を米軍が空爆で殺害したことを受け、イランがサウジアラビアを再び攻撃する恐れがあると米当局が警告し、中東情勢の緊張が高まった。

  ICEフューチャーズ・ヨーロッパの北海原油先物3月限は、一時1.51ドル(2.2%)上昇し、1バレル=70.11ドルを付けた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)2月限は一時1.9%高の64.27ドルで取引された。

Brent jumped for a second day after U.S.-Iran tensions flare up

  イランがソレイマニ司令官の殺害への報復に出た場合、52カ所を標的にする用意があるとトランプ米大統領は先に表明。米国務省は、サウジの軍事基地とエネルギー施設周辺へのミサイル攻撃の「危険性が高まった」とツイートし、世界で最も重要な原油生産地域からの供給途絶の可能性を示唆した。

  「特にサウジ東部とイエメン国境近く、軍事基地および石油・天然ガス施設周辺へのミサイル・無人機による攻撃のリスクがある」と国務省は指摘した。

  RBCキャピタル・マーケッツのチーフ商品ストラテジスト、ヘリマ・クロフト氏は先週の段階で、「われわれ全てが激しい反応を覚悟すべきだ。2020年の年明け後も市場を緊張状態に置くことになりかねない報復のスパイラルに至る条件が整った」と分析した。

  コロンビア大学とハーバード大でエネルギーと政治の研究を行うクリストフ・ルール氏によれば、イランは同国が関与したと昨年非難されたようにタンカーやエネルギーインフラを引き続き標的とする可能性が高い。同氏は「彼らは綱渡りをしている」と述べ、あまり強く反応し過ぎれば、報復を招くとの見方を示した。

  

原題:Oil Hits $70 as Iran Exits Nuclear Deal, Tensions Intensify

Oil Set for Bumpy Week as U.S. Says Iran May Strike Saudi Again(抜粋)

(米国務省のツイートの内容などを追加して更新します)
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