コンテンツにスキップする

中国政府の香港出先機関、トップ交代-北京側の不満と強硬姿勢を示唆

  • 香港中連弁主任だった王志民氏の後任に駱恵寧・前山西省党委書記
  • 「王氏の解任は以前から予想されていた」-政治評論家のロー氏

中国政府が香港出先機関のトップを代えた。香港での長引く民主化要求デモに北京側が不満を募らせていることを示唆している。

  政府の声明によれば、2017年から中央人民政府駐香港特別行政区連絡弁公室(香港中連弁)の主任を務めてきた王志民氏の後任に駱恵寧・前山西省党委員会書記が指名された。

  16年から19年11月まで党委書記として山西省のトップだった駱氏は昨年12月に全国人民代表大会(全人代、国会に相当)財政経済委員会の副主任委員に就いていた。

relates to 中国政府の香港出先機関、トップ交代-北京側の不満と強硬姿勢を示唆

駱恵寧氏と香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官(18年12月3日)

  カナダのモントリールを本拠とする調査会社アルパイン・マクロの共同創業者チェン・チャオ氏は「駱氏の起用は恐らく北京からの強硬政策のシグナルだ」と述べた上で、駱氏には香港との結び付きも外交問題での実績もないと指摘した。

Wang Zhimin, new Director of the Central Government's Liaison Office attends the reception to celebrate the 68th anniversary of PRC by a National Day Celebration Committee from the journalism sector at JW Marriott Hotel in Admiralty. 29SEP17 SCMP / K. Y.

王志民氏

  香港を拠点とする政治コメンテーターのソニー・ロー氏は「王氏の解任は以前から予想されていた。特に貧困層を含めた全ての社会階層に幅広く接することなく、親中派エリートや財界首脳とあまりにも近いように見えていたためだ」と説明した。

Tens of Thousands March in Hong Kong Anti-Government Protest

デモ参加者が香港出先機関にスプレーで落書き(19年7月21日)

Demonstrators March On The Streets In Hong Kong as Protesters Try to Keep Heat on China Into 2020

抗議活動中に機動隊が催涙ガスを使用(1月1日)

原題:China Names New Hong Kong Liaison Head, Signaling Frustration(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE