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ゴーン被告、自身に対する監視中止の当日に逃亡-報道

更新日時
  • 日産依頼の警備会社、刑事告訴情報で29日に監視中止-産経
  • ゴーン被告の仏弁護士、逃亡の違法性を認める-日経

日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告が日本を出国しレバノンに逃亡したのは、自身を監視していた警備業者が監視を中止した直後だったと、4日付の産経新聞が関係者への取材で分かったとして報じた。

Carlos Ghosn Leaves Prison on Bail After 108 Days of Detention

カルロス・ゴーン被告

Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

  産経によると、警備会社は日産が依頼したもので、ゴーン被告が事件関係者との口裏合わせなどの証拠隠滅を図ることを防ぐ目的だったという。日産側はゴーン被告側が警備会社を軽犯罪法違反などの罪で刑事告訴するとの情報を入手し、24時間に近い体制で続けていた行動監視を同月29日にいったん中止。ゴーン被告が逃亡するために住居を出たのは監視が外れた直後の同日昼ごろだったという。

  日産の広報担当者は産経の報道やその他の詳細についてコメントを拒否した。

  3日のNHKの報道では、保釈中の住居に設置されたカメラに、ゴーン被告が29日昼ごろ1人で外出する様子が写っていたことを捜査関係者が明らかにしている。これらの件に関し、警視庁の広報担当者は現時点でゴーン氏に関する発表事案はないと話した。

  ゴーン被告の代理人を務めるフランスのフランソワ・ジムレ弁護士は2日、電話取材に対し、逃亡の違法性を認めたと4日付の日本経済新聞が伝えた。

  ジムレ氏は、疑惑に回答し、無実を証明したいと考えているとしながらも、レバノンやフランスで公判を受ける可能性など時期や場所について答えるのは時期尚早だとした。なお、ゴーン被告の逃走経路や協力者などについては回答を拒んだ。 

  ゴーン被告の弁護団の高野隆弁護士は4日付のブログに、個人的な意見とした上で、ゴーン被告が1年あまりの間に見てきた日本の司法とそれを取り巻く環境を考慮すると、密出国を暴挙、裏切り、犯罪と言って「全否定することはできない」と記した。

  弁護団は同日、東京地検がゴーン被告が弁護士事務所で使用していたパソコンの任意提出を求めたことを明らかにしたと共同通信が報じた。

  NHKによると、ゴーン被告はフランスから2通のパスポート発行を受けており、このうち1通を裁判所の許可を得て、鍵がついたケースにいれた状態で携帯していた。同被告の弁護人である弘中惇一郎弁護士はNHKなどに対し、パスポートの必要な部分が見えるように透明のケースに入れ、鍵は弁護団が保管していたとした。

(第7、8段落に高野隆弁護士のブログ、東京地検の新たな動きを追加し、更新しました。)
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