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イラン、選択肢は限定的か-精鋭部隊司令官の殺害で米に報復表明でも

  • イランの最高指導者ハメネイ師は米国に報復を表明
  • 米国もイランも全面戦争望んでいない-IISSのベケット氏

米軍がイランの精鋭部隊司令官を殺害したことに対し、イランの最高指導者ハメネイ師は「手厳しい報復」を表明したが、同氏にできることは限られているかもしれない。

  イランのザリフ外相は国営テレビで、同国が「いかなる時にいかなる手段を使っても」報復に踏み切る可能性があると述べたものの、米国の制裁措置はイラン経済の足かせとなっている。米国との戦争の引き金となる行動を起こせば、同国は極めて不利な状況に陥るだろう。

  反政府デモも、イラクやレバノン、イラン国内での政府の支配を困難にしている。革命防衛隊の有力者ソレイマニ司令官が死亡したことで、イラン国民は効果的な対策の策定を託していたはずだった人物を失う形となった。

  トランプ米大統領が2015年のイラン核合意からの離脱を表明した後のイラン政府の戦略は、いかなる報復も抑えたものになる公算が大きいことを示唆している。こうした抑制された報復には、外交関係者の襲撃やサイバー攻撃などが含まれる可能性がある。

  「米国もイランも全面戦争を望んでいないと思う」と、英陸軍の元中将で現在は英国際戦略研究所(IISS)中東事務局長のトム・ベケット氏が指摘した。

原題:
Iran Options Seem Narrow as It Seeks to Avenge Slain General (1)(抜粋)

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