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米自動車販売、奨励金で年間の好調つなぐ-勢い保てるかが今後の課題

米自動車販売は2019年も年間ベースでの好調が続いたもようだ。大幅なインセンティブ(販売奨励金)が奏功したほか、大口顧客(フリート)向けの販売が伸びた。新たな10年を迎えた自動車各社は、この勢いを維持できるのかどうか問われている。

  業界全体の販売台数は、初めて5年連続の年間1700万台超えとなったもよう。2019年10-12月(第4四半期)の販売は減速した。ゼネラル・モーターズ(GM)とフィアット・クライスラー・オートモビルズ(FCA)が発表した10-12月の販売台数は、おおむねアナリストの予想通りに減少した。一方、トヨタ自動車ホンダの12月の販売台数は、市場の予想外に減少した。

Fourth Quarter: Miss or Beat?

How automakers' U.S. sales numbers compare with estimates

Sources: Company statements, Bloomberg News analyst survey

  年間ベースの米自動車販売は過去数年にわたって好調が続いているが、水面下で起きている状況はそれほど素晴らしいものではない。新車のリテール販売台数は数年前にピークを付けており、自動車各社はレンタカー会社への納車で全体の販売を支えている状況だ。

  日産自動車の12月米販売台数は30%近く減少し、主要自動車メーカーの中で最大のマイナスを記録した。前会長のカルロス・ゴーン被告が経営を離れて最初の1年となった2019年は、販売台数が9.9%減少した。

December: Miss or Beat?

How automakers' U.S. sales numbers for last month compare with estimates

Sources: Company statements, Bloomberg News analyst survey

Note: Changes are from a year earlier, unadjusted for difference in selling days.

  今年の販売が1700万台を下回っても、恐らく景気軟化が要因とはならないだろうと、調査会社LMCオートモーティブのジェフ・シュスター上級副社長(予測担当)は指摘する。むしろ、価格の高さに一部の消費者が購入を渋ることを理由に挙げた。

  シュスター氏は「2020年の販売台数は1680万台に減少すると当社では予想している。取引価格が上がり続けていることが理由だ」と説明。「初めて自動車を買う消費者心理に値ごろ感の問題が影響し、彼らを中古車市場へと導いている。新車販売からの大量移動というほどではないが、1700万台という水準に新たな圧力をかける。当社が減少を見込むのはそのためだ」と述べた。

  フォード・モーターは6日に10-12月の販売台数を発表する。

原題:Automakers Sow Worry on Future as Discounts Prop Up U.S. Sales(抜粋)

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