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1月3日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:円とドルが上昇、イランとの緊張高まりで逃避の買い

  3日のニューヨーク外国為替市場では、円とドルが上昇。トランプ米大統領が指示したバグダッドでの空爆でイランの有力司令官が殺害されたことを受け、逃避先資産の需要が高まった。この日は米国債が値上がりした一方、株式相場は下落した。

  • 円は主要通貨すべてに対して上昇。一時は昨年10月10日以来の高値を付けた
    • 米国防総省は2日夜、トランプ大統領の指示を受けたバグダッドでの空爆により、イランの司令官が死亡したと発表。これを受け、他国を巻き込みかねないイランとの武力衝突につながるとの懸念が強まった
    • 米10年債利回りは一時9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.78%と、昨年12月12日以来の低水準
  • 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.1%高。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨への反応は薄かった。議事要旨では、景気に大幅な変化がない限り、米金融政策は「当面」なお適切である公算が大きいと当局者が認識していることが確認された
    • ドル指数は一時0.3%上昇する場面もあったが、上げ幅を縮小。米供給管理協会(ISM)が発表した昨年12月の製造業総合景況指数は、市場の予想外に低下し、リセッション(景気後退)脱却後で最低となった
  • ニューヨーク時間午後4時33分現在、ドルは対円で0.4%安の1ドル=108円11銭。ユーロに対しては0.1%高の1ユーロ=1.1160ドル

原題:Yen, Dollar Rally Amid Rising Iran Tensions: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株は反落、中東情勢の緊張で-逃避資産が上昇

  3日の米株式相場は反落。中東情勢の緊張で世界経済の成長が損なわれるとの懸念から、売りが膨らんだ。一方、原油や逃避資産は上昇した。

  • 米国株は反落、中東情勢の緊張で
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.79%に低下
  • NY原油先物は大幅続伸、米軍の空爆でイラン司令官が死亡
  • NY金先物は8日続伸、6年ぶり高値近辺-中東情勢緊張で

  S&P500種株価指数は1カ月ぶりの大幅安。米軍がイラン司令官を空爆で殺害し、イランは「手厳しい報復」を宣言した。資金の逃避先を探す動きとなり、金や円、米国債に買いが入った。

  S&P500種は前日比0.7%下落の3234.85で終了。ダウ工業株30種平均は233.92ドル(0.8%)安の28634.88ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.8%下落。午後4時36分現在、米10年債利回りは9bp低下の1.79%。

  マニュライフ・アセット・マネジメントのグローバル資産配分責任者、ネーサン・ソーフト氏は「市場は長い上昇局面を経て小休止する機会を探っていたが、本当にそうなった」と指摘。「緊張状態がさらに深刻になり、繰り返される事態にならない限り、今回の件は一時的な懸念材料だと考えている。もちろん、世界経済の回復が遅れ、センチメントや業績が悪化するリスクはある」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は大幅続伸。司令官を米軍に殺害されたイランが報復に出ることへの警戒感から、買いが膨らんだ。ただ、ガソリンやディーゼル油の在庫増を嫌気して伸び悩んだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は1.87ドル(3.1%)高の1バレル=63.05ドルで終了。一時は4.8%上昇する場面もあった。ロンドンICEの北海ブレント3月限は2.35ドル上げて68.60ドル。

  ニューヨーク金先物相場は8営業日続伸。6年ぶり高値近辺となった。イランの有力司令官が米軍の空爆で死亡したため、中東情勢の緊張が高まり、逃避資産としての金の魅力が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前日比1.6%高い1オンス=1552.40ドルで終了。

原題:Stocks Slump, Havens Rally After Mideast Flare-Up: Markets Wrap(抜粋)

Oil Soars as U.S. Killing of Iran General Stirs Fear of Conflict

Gold Nears Six-Year High as Mideast Tensions Spur Haven Demand

◎欧州債:ドイツ、イタリア債が上げ縮小-中東懸念の逃避買いが失速

  3日の欧州債はドイツ債、イタリア債がいずれも上昇。米軍の空爆でイラン精鋭部隊の司令官1人が死亡したことを受けて中東情勢に対する懸念が高まり、安全資産として買いが進んだ。その後来週の国債入札に注目が集まると、上げは縮小した。

  • イタリア10年債利回りは最大9ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下して1.33%と、12月18日以来の低水準をつけた。その後1.34%に戻した
  • ドイツ債利回りは一時8bp低下してマイナス0.3%。中核国債のパフォーマンスは準中核国債を上回った
  • 英国債は上げ幅を縮小。10年債利回りは一時12月4日以来の低水準まで下げた
  • ドイツ10年債利回りは6bp下げてマイナス0.28%。英10年債利回りは5bp下げて0.74%、イタリア10年債利回りは7bp下げて1.34%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:
Bunds, Italian Debt Pare Haven Rally: End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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