米ISM製造業景況指数、12月は予想外に低下-09年以来の低水準
Reade Pickert
更新日時
米供給管理協会(ISM)が発表した昨年12月の製造業総合景況指数は、市場の予想外に低下し、リセッション(景気後退)脱却後で最低となった。特に新規受注や生産が低調だった。
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- 18業種のうち15業種が活動の縮小を報告-特に衣料品や木材製品が低調
- 19年の年間平均は51.2と、10年ぶり低水準-18年の年間平均を7.6ポイント下回り、01年以来の大幅な落ち込み
- 生産と新規受注の回復が遅れている背景には、ボーイングの問題が関係している可能性がある
- 737MAXの運航停止措置を受けてボーイングは、サプライヤーに部品の出荷を昨年1月半ばから停止するよう伝えた
詳細
- 雇用指数は16年1月以来の低水準
- 仕入価格指数は5月以降で初の拡大圏
- 入荷遅延は引き続き50を上回った
- 輸入はここ9カ月で8回目の縮小圏、輸出も活動の縮小が示された
- 統計表
原題:
U.S. Factory Gauge Unexpectedly Falls to Lowest Since 2009 (2)(抜粋)
(統計の詳細を追加し、更新します)
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