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1月2日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ポンド下落、英EU離脱リスク意識される-ドル堅調

  2日のニューヨーク外国為替市場では、ポンドが下落。英国の欧州連合(EU)離脱への移行に伴うリスクがあらためて意識された。ドルは主要10通貨の大半に対して堅調。昨年末は大きく売られていた。

  • ニューヨーク時間午後4時38分現在、ブルームバーグのドル指数は0.2%上昇。昨年12月24日以来のプラスとなった。同月31日は9カ月ぶりの低水準となっていた
    • CIBCの北米外為戦略責任者ビパン・ライ氏は、昨年末にドルや一部リスク資産が下落したことについて「為替相場とリスクは、やや一方向に傾き過ぎていた」と指摘した
    • 株式相場は上昇。米中貿易協議に対する楽観や、中国人民銀行(中央銀行)が預金準備率を引き下げると発表したことが背景
    • ドイツとユーロ圏の製造業購買担当者指数(PMI)改定値は12月、ともに市場予想を上回った
  • ポンドは対ドルで0.9%安の1ポンド=1.3140ドル。昨年12月17日以来の大幅安。英国のEU離脱に対して楽観的な見方が強まっているが、そのことは交渉の先行きは不確実だという事実を覆い隠しているとの懸念がある
  • 円はドルに対して0.2%高の1ドル=108円54銭。一時は約8週間ぶりの高値となる108円21銭をつけた。ストップロスの円買いが入った。米国債市場では10年債利回りが4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、1.88%
  • ユーロは対ドルで0.4%安の1ユーロ=1.1172ドル。昨年12月20日以来の大幅安

原題:
CORRECT: Pound Sinks on Brexit Risk Rethink: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:株が最高値更新、ハイテクけん引-国債も高い

  2日の米株式相場は続伸。買い優勢で2020年をスタートした。中国人民銀行(中央銀行)が景気支援で新たに行動したことが好感された。米国債も上昇。

  • 米国株は続伸、主要指数が最高値更新
  • 米国債は上昇、10年債利回り1.87%
  • NY原油先物は小幅高、中東の緊張や米在庫減少の兆しで
  • NY金先物は7日続伸、中東や北朝鮮巡る懸念で逃避需要

  S&P500種株価指数はテクノロジー株主導で上昇し、最高値を更新。アップルをはじめ、グーグルの親会社アルファベット、ナイキの大型株がいずれも最高値となった。ダウ工業株30種平均とナスダック総合指数も最高値を更新した。米国株は極めて好調な滑り出しとなったものの、初日のパフォーマンスが今後1年の動向を示唆することはほとんどない。アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は、証券会社による目標株価引き上げをきっかけに7%急伸。一方、小型株は比較的低調で、ラッセル2000指数は0.1%安。

  中国人民銀行は、預金準備率を6日から50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げると発表した。

  S&P500種は前営業日比0.8%上昇の3257.85で終了。ダウ平均は330.36ドル(1.2%)高の28868.80ドルで終えた。ナスダック総合指数は1.3%上昇。午後4時28分現在、米10年債利回りは4bp低下の1.87%。

  ワシントン・クロッシング・アドバイザーズのシニアポートフォリオ・マネジャー、ケビン・キャロン氏は「昨年末にかけて、流動性が主導するモメンタム型の上昇が見られた。その勢いが新年に持ち越され、自発的に続いている」と述べた。

  主要資産の大半が好調だった2019年が過ぎ、市場の焦点は新たな年へと移った。財新伝媒が発表した12月の中国製造業購買担当者指数(PMI)は、前月から小幅に低下したものの、拡大・縮小の境目となる50を引き続き大きく上回った。貿易面では、トランプ米大統領が今月15日に中国との第1段階の貿易合意に署名すると表明した一方、中国側はこの署名の日程をまだ確認していない。

  ニューヨーク原油先物相場は小幅反発。1バレル=61ドルを上回って引けた。2019年は年間ベースで3年ぶりの大幅上昇。中東で緊張が高まったことや米原油在庫のさらなる減少を示唆する兆候が、この日の買い材料。エスパー米国防長官は米国がイラクへの増派を準備していると述べた。一方、在イラク米国大使館を先日襲撃した親イラン派民兵組織「人民動員隊(PMU)」は、立てこもっていた大使館外から撤収した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は12セント(0.2%)高の1バレル=61.18ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は25セント上げて66.25ドル。

  ニューヨーク金先物相場は7営業日続伸。ここ7カ月弱で最長の連続上昇となった。中東や北朝鮮の情勢緊迫を巡る懸念から、逃避先資産としての金の需要が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は前営業日比0.3%高い1オンス=1528.10ドルで終了。

原題:Tech Leads U.S. Stocks to Opening-Day 2020 Rally: Markets Wrap (抜粋)

Oil Steadies Amid Middle East Tensions, Shrinking Stockpiles(抜粋)

PRECIOUS: Gold Advances Seventh Day, Platinum Extends Rally(抜粋)

◎欧州債:ドイツ債上昇、イタリア債は下げを埋める-英国債上昇

  2日の欧州債はドイツ債が上昇。朝方の下げを解消した。イタリア債は取引直後の下げを埋める展開となった。

  • ドイツ債はブルフラット化。中核国債のパフォーマンスは準中核国債を上回った
  • イタリア債は一時、連立政権に対する懸念から売られていた
  • 英国債は上昇。取引開始後に下げていたがその後持ち直した
  • ドイツ10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げてマイナス0.24%。英10年債利回りは5bp下げて0.77%、イタリア10年債利回りは1.41%で変わらず
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:
Bunds Rise, Italian Bonds Erase Loss; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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