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2019年の米社債市場、S&Pは09年以来の弱気な判断

  • 投資家の社債投資は活発、昨年のリターンは10年ぶりの高水準
  • エネルギーで格下げ目立つ、金融・公益は格上げ多数
King Cash Threatens the Reign of Credit Markets From U.S. to Europe
Photographer: John Taggart
King Cash Threatens the Reign of Credit Markets From U.S. to Europe
Photographer: John Taggart

米社債に対するS&Pグローバル・レーティングスの見方は昨年、過去10年で最も弱気だった。ブルームバーグがまとめたS&Pのデータによれば、米企業の格上げに対する格下げの比率は、2009年より後で最も高かった。

Down on the Upside

View of U.S. corporate debt was most bearish since 2009

Source: Bloomberg, S&P Global Ratings

Note: Excludes outlook changes and credit watch decisions; 228 ratings changes in Q3 2019

  それでも社債への資金流入は止まらなかった。ブルームバーグ・バークレイズ米国総合債券インデックスは昨年8.7%上昇し、02年の10.3%に迫る好成績だった。米国外のマイナス金利から逃げ出した資金が、米社債に流れた。投資適格級の社債投資リターンは14.5%と、10年ぶりの高水準となった。

  S&Pが昨年格下げしたのは676社、格上げは352社だった。従って格下げに対する格上げの比率は0.52。格下げのうち580社はハイイールド債だった。一方、同等級債券の格上げは194社だった。

  セクター別ではエネルギー企業で格下げが目立った。格下げに対する格上げの比率はわずか0.28と、全セクターの中で最低だった。一方、金融、公益セクターでは格上げが格下げを上回った。

原題:S&P Takes Most Bearish Stance on U.S. Corporate Debt Since 2009(抜粋)

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