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ドル・円が約2週間ぶり安値、全般的なドル安や日本株安で109円台前半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は約2週間ぶり安値へ下落。年内最後の取引で市場参加者が少ない中、先週末からのドル安の流れや日本株の下落が重しとなった。

  • ドル・円は午後3時5分現在、前週末比0.3%安の1ドル=109円12銭。109円50銭を日中高値に一時109円07銭と13日以来の安値
  • ユーロ・ドル相場は0.2%高の1ユーロ=1.1202ドルで、一時1.1211ドルと8月13日以来のユーロ高・ドル安水準
ドル・円下落

市場関係者の見方

あおぞら銀行の諸我晃総合資金部部長

  • 材料がないので月末のポジション調整だと思うが、金曜から対ユーロなどでドル売りが進んでおり、それがドル・円に波及している面もあると思う
  • ドル・円が大きく下に抜けることはないとみている。シカゴIMM(国際通貨市場)の投機筋の円ショートも去年に比べるとかなり少なく、日本の休み中に発表される米ISM(供給管理協会)指数や中国指標でネガティブサプライズが起きない限りは大丈夫だと思う

NBCフィナンシャル・マーケッツ・アジアのディレクター、デービッド・ルー氏(香港在勤)

  • ドル・円は市場参加者が乏しい中で、株安や米金利が低位に推移していることを受けてストップロスの売りを巻き込んで下値を拡大。月末のリバランスもあってドルが広範に売られていることも重し
  • 短期的には109円ちょうど付近には買いオーダーもあるとみられ、いったんもみ合いそう。ただ、しっかり割り込むとストップロスを付けて一段下がるリスクもありそう

りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

  • 正月休み中の相場については、VIX指数が高水準で、米中が協議中、FRB(米連邦準備制度理事会)も12月に利上げしていた昨年末とは対極的に、今年は米中も落ち着き、VIX指数も非常に低く、円急騰が起こりづらい環境。突発的な材料がなければ、ドル・円はしばらく109円台中心の状態が続きそう

背景

  • 先週末の海外市場では米長期金利の低下もあり、対欧州通貨や対オセアニア通貨を中心にドル安が進行。ブルームバーグ・ドルスポット指数は0.4%低下し、週明けも0.2%安となっている
  • 30日大納会の東京株式相場は下落。年末年始に発表される米中経済指標への警戒感から買い手控えムードが強く、日経平均株価は前週末比181円安で取引を終了
  • 31日には12月の中国製造業PMI(購買担当者指数)、1月3日には12月の米ISM製造業景況指数、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月10、11日開催分)など発表
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