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上海緑谷のアルツハイマー病新薬、中国で発売-20年から欧米で治験

  • 北米と欧州、アジア太平洋で軽度から中程度の患者2046人ほどを募る
  • 疑問視は十分理解できると上海緑谷会長-臨床試験の結果に自信

中国が認可したアルツハイマー病治療薬の臨床試験が2020年に欧米で始まる。

  上海緑谷製薬は29日、北米と欧州、アジア太平洋の200カ所で1年半にわたり軽度から中程度のアルツハイマー病患者2046人ほどを募り臨床試験を行う計画を北京での記者会見で発表した。

  中国は先月、同社などが開発した「九期一」(Oligomannate、GVー971)を条件付きで認可。この薬は150ミリグラムのカプセルとして中国での販売がこの日始まった。1週間の治療コストは895元(約1万4000円)。

  17年ぶりのアルツハイマー病治療薬として中国で承認を受けた九期一を巡り、欧米の大手製薬各社が10年余りにわたり成功していない新薬開発が世界的には無名の上海緑谷に可能なのかという疑問が生じている。

  上海緑谷の呂松涛会長は「疑問視されるのは十分理解できる」としながらも、臨床試験で患者に「明白な効果が見られたことから製品に自信を持っている」と述べた。

  条件付き認可となったことで、上海緑谷は九期一の作用について追加治験を実施し、長期的な安全性と有効性を調べることが義務付けられた。同社は国外での臨床試験を含めこうした調査に今後10年で30億ドル(約3300億円)を投じる計画。

原題:
Chinese Alzheimer’s Drug to Launch Global Trials Amid Skepticism(抜粋)

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