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ポンド、政治不安で再び逆風も-EUとの通商交渉に根強い不透明感

  • ポンド相場は昨年末より高い水準で今年を終えることになりそうだ
  • EUとの交渉には不確実性が多く目先の著しい上昇は疑わしいという

ポンドの対ドル相場はこのままいけば、昨年末より高い水準で今年の取引を終えることになりそうだ。だが、来年1-3月(第1四半期)には伸び悩む可能性がある。

  前倒しで今月実施された英下院選でジョンソン首相率いる与党保守党が圧勝し、政治的な行き詰まりが取り除かれたことにより、ポンド相場は9月に付けた約3年ぶりの安値からほぼ10%回復した。

  保守党の下院での安定多数確保は、欧州連合(EU)と首相が取り決めた離脱協定の関連法案を通過させ、EUと次の段階の交渉を開始する追い風になるはずだ。それでも、2020年初めに政治不安が再燃しかねないとダンスケ銀行のチーフアナリストは指摘する。

  ダンスケ銀のイェンス・ぺーター・ソレンセン氏は「通商協定などに関するEUとの交渉が始まるまでは、20年にかけてレンジ取引になろう。EUとの協議または英経済のパフォーマンスについて何か新しい情報が必要だ。EUとの交渉には多くの不確実性があるため、目先のポンドの著しい上昇は疑わしい」と分析した。

Sterling was whipsawed by Brexit deadlines and politics in 2019

原題:Pound’s Rally Could Hit Roadblock With Next Set of EU Talks(抜粋)

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