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中国、金利自由化に向け前進-融資金利で従来指標の利用中止指示

更新日時
  • 20年からは与信の指標金利として貸出基準金利を用いるべきでない
  • 12月に設定された1年物LPR4.15%-貸出基準金利4.35%より低い

中国人民銀行(中央銀行)は来年から全ての与信について今年新たにしたローンプライムレート(LPR)を用いるように命じた。以前の指標だった貸出基準金利を終わらせ、金利自由化に向け歩みを進める。

  人民銀は28日発表した声明で、2020年1月からあらゆる与信の提供で貸出基準金利を参照することをやめるよう金融機関に指示。また既存の融資をLPRに基づく新しい金利ベースに転換していくことも求め、こうした変更は20年3月から始め、同年8月末までに終えるべきだとしている。

  中国ではこれまで1年物の貸出基準金利が主要な金利指標として使われていた。人民銀は別の声明で、新規融資のほぼ9割でLPRに基づき金利が設定されていることを明らかにした。

  12月に設定された1年物LPRは4.15%で、貸出基準金利の4.35%より低い。今年から新規融資の指標として衣替えされたLPRは、市中銀行18行が顧客に提供している最優遇金利を基にしている。

  ブルームバーグ・エコノミクスのエコノミスト、トム・オーリック、曲天石両氏は「市場ベースで与信の金利を設定する新しい制度は効率性向上につながる」とともに、人民銀の独立性を高めると指摘した。

原題:China to Scrap Benchmark as Rates Shift Toward Market-Led System(抜粋)

(1、2段目を書き換え、4、5段目を追加して更新します)
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