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自称ビットコイン生みの親、資産手放さないと示唆-裁判所命令に反し

  • 裁判所はライト氏に約30億ドル相当のビットコイン譲渡を命令
  • 市場関係者の多くはライト氏の大規模な保有を疑問視

仮想通貨ビットコインを考案したと主張するクレイグ・ライト氏は、裁判所の命令に従って自身が保有するビットコイン約30億ドル(約3280億円)相当を近く手放すことはできないと示唆した。

  クレイグ氏はブルームバーグ・ニュースに対して、訴訟で分与しなければならなくなったビットコインを特定できるような「情報を実際に得られるのか定かではない」と文書で説明。このビットコインの「プライベート・キー」を入手できると話したことはなく、来月実際使用すると話したこともないと続けた。

  米フロリダ州の連邦地裁判事は今年9月、ライト氏が2013年までに採掘したビットコインの半分と、同氏が創出した知的財産権の半分は故デーブ・クライマン氏に属すると判断した。当時はライト氏保有のビットコインは約40億ドル相当とされたが、その後価値は下落した。同氏がクライマン氏側に実際にビットコインを引き渡せるかが焦点となっている。ライト氏は法廷で、採掘したビットコインがどこにあるのか知らないし、アクセスさえできないかもしれないと証言していた。

  ライト氏はビットコインを考案した本人ではなく、大規模な保有もないと考える業界関係者は多い。同氏はブルームバーグに宛てた今回の文書で、ビットコイン資産について「一部の人が疑うように、あるいは望むように、私の家族が持つビットコインを投げ売りする計画はない。業界の多くの人に損害をもたらしかねないからだ」と述べた。

原題:
Bitcoin’s Purported Creator Says His Fortune May Remain Locked(抜粋)

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