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債券先物下落、長期金利マイナス圏で上値の重さを嫌気-超長期は堅調

更新日時

債券市場では先物相場が下落。マイナス利回りの10年債は積極的な買いに乏しく、年明けに入札を控えて上値が重いとの見方が出ていた。一方、超長期ゾーンは取引終了にかけて買われた。

  • 長期国債先物3月物の終値は9銭安の152円06銭で安値引け。午前に152円26銭まで上昇した後は売りが強まり、午後はマイナス圏で推移
  • 新発10年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.015%。一時マイナス0.025%まで低下した後、上昇に転じた
  • 一方、新発20年債利回りは0.29%、新発30年債利回りは0.43%と、それぞれ0.5bpの低下

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 中期債がしっかりしていたので、もっと買われるかと思っていたが、相場は意外に重い
  • 先物は買い戻しが入っても、上値を追う人はいない環境。10年債は中期につられる場面はあっても、やはりマイナス利回りでは買いが入りづらい
  • クリスマス休暇明けの海外市場がどう動くか次第だが、新年に入って10年債、30年債と入札も続く
  • 年明けは円高を警戒している参加者も多いが、意外に円安に振れて金利上昇で始まるリスクもある

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト

  • 来月の日銀オペ方針は予想通り変更なしで、超長期ゾーンは日銀総裁の発言を受けて減額を警戒していた参加者にとっては、少しは安心材料になった
  • 相場の方向性は乏しく、それぞれ年限で年末の持ち高調整的な動きが出ている印象

日銀オペ運営方針

  • 日銀:1月の国債買い入れ、12月から変更なし
  • 日銀が12月開催の債券市場参加者会合の議事要旨を公表、市場調節運営について「超長期ゾーンは投資家需要が強いことから、買い入れをやめ、価格形成を市場に委ねてもよいのではないか」との意見も
  • 岡三証券の鈴木氏
    • 超長期ゾーンはすでにオペを減額しており、さらに減らせる量も限られるが、オペがなくなっても影響は限られる

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%-0.120%-0.015%0.285%0.425%0.445%
前日比-1.0bp横ばい+0.5bp-1.0bp-1.0bp-1.0bp
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