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Photographer: Akos Stiller/Bloomberg
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来年の原油相場、平均では今年とほぼ変わらずに-アナリスト調査

Oil transportation pipes and storage tanks stand in the Duna oil refinery, operated by MOL Hungarian Oil & Gas Plc, in Szazhalombatta, Hungary, on Monday, Feb. 13, 2019. Oil traded near a three-month high as output curbs by OPEC tightened global supply while trade talks between the U.S. and China lifted financial markets.
Photographer: Akos Stiller/Bloomberg

2020年の原油相場は平均では今年とほぼ変わらずの水準になると、アナリストらはみている。石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の減産分がそれ以外の産油国の増産で相殺されるほか、強弱まちまちな需要見通しが背景にある。

  来年の年央については、新興国市場での需要の高まりやOPECプラスの減産に伴う世界の在庫減少で価格が上昇すると、アナリストらは予想。サウジアラビアは12月初め、予想外の自発的減産を発表。また米中の貿易対立に改善の兆しが出ており、需要が押し上げられる可能性がある。そうした状況を背景に、一部の著名アナリストは価格予想を引き上げた。

  ダミアン・クルバラン氏、ジェフ・カリー氏らゴールドマン・サックス・グループのアナリストは、北海ブレント原油の価格予想を1バレル=63ドルと、従来の60ドルから上方修正。「特に20年上期は、在庫が従来予想より減少する見通しだ」とリポートで記した。

  12月初めのOPECプラスの会合以降にブルームバーグがまとめたアナリスト調査の中央値によれば、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油先物の20年の平均価格は1バレル=58.50ドルと見込まれている。WTI先物の価格は現在60ドル前後、19年これまでの平均は56.95ドルだ。北海ブレントの20年の平均価格は64.25ドルと予想されている。

20年第1四半期20年第2四半期20年第3四半期20年通年21年通年
WTI57.00ドル58.00ドル58.00ドル58.50ドル57.50ドル
北海ブレント62.00ドル64.00ドル64.00ドル64.25ドル60.00ドル

  ライスタッド・エナジーは、北米のシェールオイル供給は拡大が続くと予想。石油アナリストのソニア・ムラダ・パソス氏は「支出・活動レベルの低下をよそに、北米のシェール供給は業界全体で見られる減少トレンドに追随していない」と指摘した。

原題:
Oil Analysts See Few 2020 Fireworks as OPEC+ Cuts Trim Surplus(抜粋)

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