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Photographer: Shiho Fukada/Bloomberg
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「ティックトック」持ち分売却も、米国の安全保障懸念に対応-関係者

  • バイトダンスはさまざまな選択肢検討、持ち分売却はその一つ
  • ソフトバンクGやセコイアなどがバイトダンスに出資
Signage is displayed at the TikTok Creator's Lab 2019 event hosted by Bytedance Ltd. in Tokyo, Japan, on Saturday, Feb. 16, 2019. TikTok is a subsidiary of a Beijing startup Bytedance that's built a collection of valuable apps in China powered by vast troves of data and sophisticated artificial intelligence.
Photographer: Shiho Fukada/Bloomberg

中国のバイトダンス(字節跳動)は運営する動画投稿アプリ「ティックトック」の持ち分売却を検討している。米政府が安全保障面で懸念を示していることから、これに対応する。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  中国企業が展開するサービスとしては異例の世界的ヒットとなっている同アプリだが、安全保障を脅かすリスクがあるとみている米政府・議会関係者の懸念を踏まえ、さまざまな選択肢を見据えている。非公開情報だとして匿名を条件に関係者が語った。

  張一鳴最高経営責任者(CEO)率いるバイトダンスのアドバイザーは積極的な法的擁護やティックトックの運営分離、持ち分過半数売却を含めあらゆる案を示しているという。ティックトック過半の売却額は100億ドル(約1兆900億円)を大きく上回る可能性があると関係者の1人は話した。

Bytedance Ltd. Founder And CEO Zhang Yiming Portraits

張一鳴氏

Photographer: Gilles Sabrie/Bloomberg

  ティックトック人気の高まりと利益拡大の潜在力を踏まえ、できればティックトック運営の主導権を今後も握りたいバイトダンスとしては、安全保障のリスクはないと訴えたり、ティックトック事業を巡る米国の主張に法的根拠はないと反論したりすることもあり得る。

  持ち分売却となった場合の最も公算の大きいシナリオは、過半数を複数の金融投資家に売却することだと1人の関係者は説明。ソフトバンクグループやセコイア・キャピタル、サスケハナ・インターナショナル・グループなどがバイトダンスに出資している。

  関係者によると、ティックトックの今後については初期的な協議段階で、正式な決定なまだだ。バイトダンスの担当者はティックトックの一部もしくは完全売却に関する話し合いはないと述べた。

原題:
ByteDance Is Said to Weigh TikTok Stake Sale Over U.S. Concerns(抜粋)

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