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香港市民、豪州や日本など世界中で家探し-抗議デモ長期化の様相で

  • 不動産仲介業者によると買い手の関心がここ数週間で高まっている
  • 富裕層の間では、特にオーストラリアやカナダなどが人気

香港の反政府デモが新年に入っても続く様相を示す中、住民は世界各国・地域で家探しを進めている。

  オーストラリアやカナダの不動産仲介業者によると、関心はここ数週間で高まっており、多くの人がより安全な未来を確保したいと希望し、アジアの金融中心地である香港以外の場所に目を向けている。

  「香港を拠点とする投資家の間では、世界の他の主要不動産市場への資本流出が拡大しており、オーストラリアやシンガポール、日本や米国ではいずれも購買活動が増えている」とナイト・フランクの豪州在勤チーフエコノミスト、ベン・バーストン氏が指摘した。

Hong Kong Demonstrators Gather for Mass March As Protest Momentum Faces Test

プラカードやライトを掲げるデモ参加者(12月8日)

撮影:カイル・ラム/ブルームバーグ

  アジアは香港の中流層により手頃な投資機会を提供しているが、富裕層は欧米諸国の不動産を選ぶ傾向がある。オーストラリアも魅力的な選択肢となっている。

  CBREグループの豪住宅ディレクター、コリン・グリフィン氏は「香港の買い手の関心は過去2年間と比べるとかなり高まっている」と指摘。「最近の抗議デモを受けた家族の安全を巡る懸念が関心の高まりの原因となっており、オーストラリアは安全な避難場所と見られている」と述べた。

  カナダも人気の場所だ。CBREのバンクーバー在勤シニアバイスプレジデント、デービッド・ホー氏は、買い手や投資家候補に会うために香港やマカオなどアジアに出張することが多い。

  「これらの買い手は35歳から40歳ぐらいの若い家族だ。多くの人はカナダについて学ぼうとしており、幅広い情報を得るために移民・教育コンサルタント、住宅ローン仲介業者、会計士に電話で相談している」と同氏は説明した。

原題:
Hong Kong Residents Eye Apartments Overseas as Protests Drag On(抜粋)

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