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Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

トヨタも標的か、ハッカー集団にベトナム政府の影-知財権窃盗関与も

  • ハッカー集団「APT32」-「オーシャン・ロータス」などの異名も
  • 「ミニ中国のような種類の話」とクラウドストライクのマイヤース氏
Camry vehicles move through final inspection after coming off the assembly line at the Toyota Motor Corp. manufacturing plant in Georgetown, Kentucky, U.S., on Thursday, Aug. 29, 2019. Retrofitting a Camry sedan assembly line for the RAV4 SUV is part of a company mandate to update Toyota's oldest North American plant with newer technology, more efficient processes, and fresher products.
Photographer: Luke Sharrett/Bloomberg

ベトナムを拠点とするハッカー集団が、競争相手から情報を盗み同国が国際市場でライバルに追い付くことを助けるため、中国から戦術を学び、ますます高度なサイバー攻撃を駆使しているとサイバーセキュリティーの専門家が指摘した。

  サイバーセキュリティー会社クラウドストライクによれば、「APT32」として知られ、「オーシャン・ロータス」と「オーシャン・バッファロー」の異名も持つハッカー集団は、ベトナム政府と関係していると考えられており、東南アジアを中心にサイバー空間でのスパイ活動を過去2年で強化している。

  中国人ハッカーの悪行として知られる知的財産権の窃盗もAPT32の活動に含まれるという。クラウドストライクのインテリジェンス担当バイスプレジデント、アダム・マイヤース氏は「ミニ中国のような種類の話だ」との見方を示す。

  複数の専門家によれば、自動車業界がAPT32の主要な標的の一つになっている。事情に詳しいリサーチャーの1人が匿名を条件に語ったところでは、自動車メーカーのネットワークに侵入するため、トヨタ自動車現代自動車の偽のドメインをAPT32が作成したこともある。

  米国トヨタ販売の広報担当ブライアン・ライアンズ氏によれば、トヨタは今年3月時点で、ベトナムとタイ、トヨタ東京販売ホールディングス経由で標的となった事実を把握した。

  トヨタの担当者の1人は、APT32による犯行だったと匿名を条件に明らかにした。

原題:Vietnam-linked Hacking Group Targets Toyota, Other Companies (1)(抜粋)

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