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12月23日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:資源国通貨が上昇、中国関税引き下げで成長促進観測

  23日のニューヨーク外国為替市場では資源国通貨が上昇。ニュージーランド・ドルは主要10通貨に対して堅調となった。中国が発表した関税引き下げが世界の経済成長を押し上げるとの思惑が背景にある。米ドルは祝日前の薄い取引の中を底堅く推移した。

  • 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は、前営業日比ほぼ変わらず。一時は11日以来の高水準を付けた。
  • 関税を巡る報道を消化する中、主要10通貨では豪ドルが2番目に堅調となり、カナダ・ドルは反発した
    • 今回の引き下げにより、既存の最恵国税率よりも低い暫定的な輸入関税率が2020年に適用されるのは859品目に上る見通し。こうした動きは米中貿易戦争と直接関係しないが、トランプ政権との合意を追求する中で経済を一段と開放するとの中国政府の主張を裏付けるものだ
  • 米経済指標が強弱まちまちとなる中、ドルは底堅く推移。11月の新築一戸建て住宅販売が増加した一方、耐久財受注は予想に反して減少した
  • ニューヨーク時間午後4時17分現在、ドルは対円で0.1%未満安い1ドル=109円41銭。ユーロに対しては0.1%安の1ユーロ=1.1091ドル
  • ポンドはドルに対して5日続落と、5月以来最長の連続安となった。合意なきEU離脱の懸念が再燃していることが背景。0.5%安の1ポンド=1.2938ドル
    • マクロ・ハイブのCEO兼調査責任者、ビラル・ハフィーズ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「EUからの強硬離脱の可能性がまだ残っていることを市場は認識した」と発言。英国は今後1、2年でリセッション(景気後退)に陥るリスクがあるとも指摘した。

原題:Commodity Currencies Rise on Trade; Dollar Steady: Inside G-10(抜粋)

◎米国株・国債・商品:主要株価指数が最高値、国債下落-薄商いの中

  23日の米株式相場は小幅続伸。薄商いの中、主要3株価指数は終値ベースの最高値をまた更新した。米国債は下落。

  • 米国株は続伸、主要株価指数が最高値更新
  • 米国債は下落、10年債利回りは1.93%に上昇
  • NY原油は小反発、上値重く61ドルには届かず
  • NY金先物は反発、米中貿易巡る不安で逃避買い

  S&P500種株価指数は直近9営業日のうち、8回上昇。この日は中国が豚肉や一部ハイテク部品などの輸入関税を引き下げると発表したことが追い風となった。休暇シーズンを迎えて薄商いとなり、出来高は100日平均を20%余り下回った。主要3指数の中ではダウ工業株30種平均の上昇率が最大。デニス・マレンバーグ最高経営責任者(CEO)の辞任を発表したボーイングが急伸し、指数を押し上げた。

  S&P500種株価指数は前週末比0.1%高の3224.01。ダウ平均は96.44ドル(0.3%)高の28551.53ドル。ナスダック総合指数は0.2%上昇。ニューヨーク時間午後4時49分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.93%。

  デリゲート・アドバイザーズのポートフォリオ管理責任者、ダンキン・アリソン氏は電話インタビューに対し、「出来高の低調さと、中国関連での一定の進展とのコンビネーションだ。こうした進展が強気派を勢い付けている」とコメント。「本日は売り圧力があまりみられない」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は小反発。ただ、クウェートとサウジアラビアが中立地帯での原油生産再開で年内に合意する可能性があることや、米国での石油掘削装置(リグ)の稼働数が増加したことで上値が限定された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は8セント(0.1%)高の1バレル=60.52ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント2月限は25セント高の66.39ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。米中貿易を巡る不安が再燃し、先週の狭い取引レンジを上抜けた。トレーダーは年末休暇前に金を買う材料を探しており、まだ署名されていない米中貿易合意に対する不安が逃避買いを支えたと、BCSグローバル・マーケッツのアナリスト、アーテム・バグダサリアン氏は述べた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.5%高の1オンス=1488.70ドルで終了。

原題:Stocks Advance, Treasuries Fall in Light Volumes: Markets Wrap(抜粋)

Oil Inches Higher But Struggles to Break Through $61 a Barrel

PRECIOUS: Gold Rises Out of Tight Range Amid Renewed Trade Angst

◎欧州債:ドイツ債が小幅安、薄商いの中-英国債は堅調

  23日の欧州債市場では、ドイツ債が小幅安。休日のはざまで薄商いの中、朝方の上昇から下げに転じた。ポンドがドルに対して50日移動平均を割り込んで下落する一方で、英国債はアウトパフォームした。

  • イタリア債は下落
  • モルガン・スタンレーによると、英国債の12月末のデュレーション調整は例年の12月平均や通常の月末と比べて小さい見通し
  • 英国のEU離脱でEU側の首席交渉官を務めるミシェル・バルニエ氏は週末に、2020年12月の期限までに通商協定を完了するのは「極めて多大な努力を要する」だろうと発言。英国は税制、国家補助、環境の面でEUに近い基準を維持する必要があるだろうと語った
  • ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇してマイナス0.24%、英10年債利回りは0.78%で変わらず
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Bunds Reverse Early Losses in Thin Volumes; End-of-Day Curves(抜粋)

(NY外為と米国株・国債・商品を更新します)
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