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TOPIX小幅続落、業績比較での割安感後退-金融安く石油関連高い

更新日時
  • 売買代金は5年8カ月ぶり低水準、日経値幅はことし2番目の小ささ
  • 米企業と比べ日本企業の業績弱く上値追えない-りそなAM・下出氏

24日の東京株式市場ではTOPIXが小幅に5日続落。最近の上昇で株価は業績と比べた割安感がなくなったとの見方が広がり、売りがやや優勢となった。保険や銀行など金融、輸送用機器や鉄鋼が下落、サービスや石油・石炭製品、機械は上昇。

  • TOPIXの終値は前日比1.20ポイント(0.1%)安の1728.22-5日続落は5月14日の7日続落以来の連続安
  • 日経平均株価は同9円47銭(0.04%)高の2万3830円58銭と小幅続伸
<きょうのポイント>
    • 11月の米新築住宅販売(季節調整済み、年率換算)は前月比1.3%増の71万9000戸
      • 3カ月販売ペースは72万戸-12年ぶり高水準
    • 11月の米耐久財受注は2%減、市場予想1.5%増
    • 東証1部売買代金は1兆2862億円-2014年4月以来の低水準
    • 日経平均の日中値幅は約57円-ことし2番目の小ささ

       

    Inside the Tokyo Stock Exchange As Japanese Stocks Bounce Back

    東証ロゴ

    Photographer: Toru Hanai/Bloomberg

      りそなアセットマネジメントの下出衛チーフストラテジストは、「最高益見通しの米国企業に比べると日本企業の収益は弱く、株価の上値を追う状況にはない」と話した。

      TOPIXと日経平均は前日終値付近での値動きに終始した。日経平均の日中高値と日中安値の差は57円21銭で、9月2日に次いでことし2番目の小ささ。東洋証券の大塚竜太ストラテジストは「クリスマス休暇で海外勢を中心に参加者が少なく、動意は薄いだろう」とみていた。東証1部の売買代金は1兆2862億円と14年4月以来の低水準。

      上値の重い状況は続きそうだ。水戸証券投資情報部の岩崎利昭情報課長は、相場は急上昇してきたことから「売りが出やすい」とし、さらなる上昇には「企業業績の改善が明確に見えること」が必要と述べた。

      みずほ証券投資情報部の中村克彦シニアテクニカルアナリストは、日経平均の株価収益率(PER)が約14倍と、トランプ米大統領が関税政策を強化し始めた18年2月以降のレンジ上限にあるため「割安感はなく、最高値を更新している米国株と比べた出遅れ修正は期待しづらい」との見方だ。

    ことし2番目の小ささ

     

    • 東証1部33業種は保険、海運、銀行、輸送用機器、証券・商品先物取引、鉄鋼が下落
    • サービス、機械、石油・石炭製品、化学、鉱業は上昇
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